愛… 永遠のテーマ

　今日のテーマは 愛



そう。

先日、日記で紹介した『愛するということ』（エーリッヒ・フロム著）という本についての感想文です。

　　

Lobyがこの本を買うことを決めた一つに、そのキャッチフレーズがあります。

それは、
、”人は愛することを学ばなければならい”

というものです。

 

このフレーズは、Lobyにとっては、まさしく青天の霹靂でした。

だって、人を愛するって、意識しなくても運命のひとが現れれば自然に自分の中に芽生える感情だとばかり思っていたのですからね…　
これはLobyだけでなく、多くの人が思っていることだと思います。つまり、これが一般的な考え方。
いみじくも、本書の中でフロムの言うように、「愛について」学ばなければならないのだと考えている人はほとんどいない」のです。
フロムは、相手が見つからないのは、その人に他人を愛する力が足りないからだ、とまで言い切っています。


ところで、愛について哲学的（実際は精神学的なんですけど）とも言えるご説明をしていただいているフロム先生には申し訳ないのですが、「恋愛感情自体が脳の錯覚」とも言われています。

これは最近読んだマンガで知った言葉ですが、これなんかは、

恋愛（異性を求める）感情 ⇒ いっしょになって（結婚・同棲？）家庭をもつ（子孫を残す）

という種族保存本能がベースにあるので、よく考えてみたら納得いけるけど、そう考えたら恋愛自体、身もふたもないコトになってします

ちなみに、「恋愛感情自体が脳の錯覚」という説の根拠については、サーチすると下記のような説明が見つかります。

人を好きになった時の脳の医学的変化を見ると、その人に会えば脳内からPEA（フェノールエチルアミン）と言う脳内物質が出ています。
逆に言うとこのPEAが出ている時に異性などに出会うとその人を好きになってしまします。
で、この人に出会うとPEAが出るようになります。

身体はPEAを出したいがばかりに、この人に会いたくて会いたくてしかたがなくなります。PEAが出るとコカインなどの200倍、快感を感じる、と聞いた事もあります。
この物質は強力なため、ずっと出し続けてる訳には行きません。精神が破綻してしまいます。麻薬が危険なのと同じ理由です。
なのでいつか分泌は止まります。これが倦怠期です。が、ここから愛着と言う愛情に変わります。PEAが出てる間は　恋　の状態です。


ふーむ。ナルホド、ナルホド。
って、これって恋愛中毒になるってコトじゃないですか　


でも、最近の若者は恋愛もしない、結婚もしない、って人が増えているそうなんで、
恋愛のよさ（すっかりハマってしまう？）も経験する機会がないのですよね。
フロム先生がおっしゃっている、「幼稚な愛」の範疇にさえいない人も多いということです



若者よ、恋愛をせよ!


とフロム先生が言ったかどうかは知りませんが、恋愛をしない（経験のない）人は可哀想です

とは言え、”恋は3年しかもたない”なんていう説もあります。

これは恋をすると、ドーパミン（快楽を司る脳内物質）が大量に作られ、それにより好きな人といるととてもハッピーな気分になるわけですが、”いいことは長く続かない”。　ドーパミンの大量放出は最大で3年で終わってしまうそうです。
（これと、先に挙げたPEA（フェノールエチルアミン）がどんな関係にあるのかは知りませんが…）

この現象（？）は、昔、2足歩行を始めたばかりの人類は、子供が2歳ほどになると、①男性の助けを必要としない、② 多種多様の子孫を残す、といった、（またしも）種族保存本能のために、新たな相手を見つけるようにしたからだそうです。（ 他の動物にも、同様のパターンの種が多い）

つまり「子供が成長して二人で育てなくてよくなる」、赤ちゃんの成長までの「限定的な恋」という考えなのだそうです。（出典）
したがって、恋をしている女性はつきあいはじめて3年以内に結婚することが望ましい、ということになります


その一方、”快感物質ドーパミンは3年限度で終わるが、愛情ホルモン・オキシトシンは長期の幸せをもたらす”という福音のような説もあります。このたいへん興味深い説に関心のある方は、こちらで読んでください。


Oh、天はわれを見捨てたまわず！






少々話は脱線しますが、「恋愛感情自体が脳の錯覚」というキーワードでサーチしたら、ネット婚活.comというサイトに巡りあいました。

Iさんという男性が、「30歳までになんとか結婚したい」という目的から、さまざまな方法、つまり、合コンやら婚活パーティやらをさまざまに体験して、ようやく苦労の末にネット婚活を通して理想（？）の女性と出会うまでの経緯をブログで紹介しているわけですが、かなり面白いです。

ともかくも、ステキな女性にめぐり合えたようで、最近の更新はないのでもしかしたらもうご結婚されてハッピーにスイートホームでお暮らしなのかも知れません。
このように、まだ真剣に恋愛をして結婚をしようと考えている若者もいるわけで、この娑婆世界、まだまだ捨てたものではありませんね。


さて、このテーマ、なかなか奥深く一回では終わりそうもありません。


ということで、続きは次回に書きます。

今日もご訪問有難うございます♪

 

 

 

タグ：愛するということ　愛することを学ぶ　恋愛感情自体は脳の錯覚　恋は3年しかもたない

コメント 11

愛・・・、　私の辞書から消えて何年ななるかな〜〜、(笑)
by himanaoyaji (2015-11-14 06:33) 

なるほど…
ドーパミンの大量放出は最大３年…
すごく納得しているわたす…（笑）
でも人を愛するってとても大切♪
by るぐっちぃ (2015-11-14 08:01) 

3年で終わる恋っていっぱいあるって聞きますね～
私の周りは結婚した人や結婚したがっている人がいっぱいいるので、安泰かな(^^♪
by isoshijimi (2015-11-14 09:37) 

私のPEA・・・　
どこへ行ってしまったんでしょうかね～
by ちんぐるま (2015-11-14 16:00) 

恋愛でどきどき胸が痛くなったあの思春期に戻りたいです。
by ヨッシーパパ (2015-11-14 18:49) 

うぅ～ん！！
難しい世界･･･。
たまには、脳の錯覚起こしたいな。。(^_^)

by なんだかなぁ〜!! 横 濱男 (2015-11-14 20:54) 

こんばんは！！
確かに恋から愛に変わるのは納得が行きますね・・・
それが何処からか？　人夫々でしょうが、愛は全うしたいですね・・・
日本は此れから寒くなりますが、ブラジルは真反対ですよね・・・
じゃぁ．．．おやすみなさい。
by ちゃーちゃん (2015-11-14 22:28) 

へぇ～3年ですか？
振り返ってみると、そうだったのか！って感じかも（笑）
by kuwachan (2015-11-15 17:34) 

3年しかもたない・・・そうですか。
実験してみたいですね(^^)
by 駅員3 (2015-11-19 07:39) 

フロムですか。まぁ一種の同業者ではあります（笑）。嫌いじゃないです。逆にコメントが難しい気も致します…続編、待ってます！
by トモミ (2015-11-21 10:12) 

＞himanaoyajiさん、人生は60から始まるともいいますよ。
　浮気はダメ（？）ですが、愛への情熱は持ち続けましょう！

＞るぐっちぃさんはお若いから、ドパーミンの大量放出だらけでしょうね^^;　そうそう、人を愛するってとても大事で～す♪
　大いに恋愛をしましょう！

＞isoshijimiさん、まあ、3年で終わっても別の恋を始めればいいわけなんですが…
　まだまだ結婚する人いるんですね。安心、安心♥

＞ちんぐるまさん、たぶん、胸の中で冬眠していると思います^^;

＞ヨッシーパパさん、そうですよね～。。。
　胸が息苦しくなるあの感じは、やはり中毒ですよね^^;
　でも、一生忘れられない(^_-)-☆

＞なんだかなぁ〜!! 横 濱男さん、生涯青春、生涯恋愛を
　モットーに生きましょう♪

＞ちゃーちゃんさん、こんばんは！
　恋は一目惚れ的な要素が多い、本能的なものですからね。
　愛は育むもの…
　フロム先生は素晴らしいことを教えてくれます。
　ブラジルはこれから夏へ向かいます。

＞kuwachanさんもご経験があるんですね。
　それもアツ～イ経験が！！！

＞駅員3さん、ぜひぜひ経験をしてください。
　
＞トモミさんが一番ご関心をもたれるのではないか、
　と書いている時に想像しました。
　テーマがテーマですので専門分野ですものね(^_-)-☆


by Loby (2015-11-26 21:08)