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ユウちゃん、メダル獲得! [日記]

 先週、ユウちゃんが日本語学校でシャットアウトされたことを書きました。(記事はこちら

原因はユウちゃんが活発すぎることなのですが、この活発すぎる問題には保育園、幼稚園でもたいへん先生たちを困らせたという前歴があります



夏が待ち遠しいユウちゃん(先週のショットです)

1-Yuu-DSC_0008.jpg

実はユウちゃん、活発であるほかに、売られたケンカは必ず買う[あせあせ(飛び散る汗)][あせあせ(飛び散る汗)][あせあせ(飛び散る汗)]という性分ももっているのです。(ちょっと大げさ


いや、正しくは、ユウちゃんが気に喰わないことをされたり言われたりしたら、即、力でお返しをするのです
って、ユウちゃんがそのような性格の子って、ずっと前にもここで書いたことがあるのですが…
ガキ大将参上♪というタイトルで記事を書いていますので、読まれてない方は気が向いたら読んでください


まあ、それほど多くはないけど、先生に手を焼かせる生徒って少なからずいると思います。
私も教育者のはしくれですので6歳児にも日本語を教えたことがありますし、手のかかる子のたいへんさは少しは知っているつもりですが、保育園や幼稚園の先生でユウちゃんの行動に悲鳴をあげる先生たちって、大学などで教育課程などで児童心理学なども習っているとは思うのですが、理論だけ習っても実際にそのような問題児と直面すると、どうしていいかわからなくなるようです。


ちなみに、保育園の時の先生はかなり経験のある人でしたが、彼女がユウちゃんのことを理解できはじめたのは半年くらいたってからだったと言っていたとか。
今の幼稚園の先生にいたっては、精神的に問題があるかも知れないから、市の属託児童精神科医の心理カウンセリングを受けるようにユウちゃんのママにリコメンドしました。[ちっ(怒った顔)]
それとは別に、ユウちゃんのママは私費で別の児童心理学カウンセラーにも数回連れて行きました。


結局、二人の専門家の”診断”はユウちゃんにはそれほど大きな問題はないとのこと。
Lobyから言わせれば”当然の結果”なのですが
ただし、ユウちゃんは知能指数(精神年齢?)が高いので同年齢の子どもたちとうまく調子を合わせることが苦手なのだそうです。



な~るほどね…
なんとなく納得いけますね。
家やジジ・ババの家にいる時は、パパやママ、または伯父さん伯母さんなどが遊び相手だしね…
同い年の子どもが幼稚に見えるはずです



Qumoncourse.png





さて、ユウちゃん。
現在、幼稚園に通っているほか、KUMONという学習塾にも週2回通っています。

日本では公文学習塾で知られているこの学習塾、ブラジルではたいへん人気のある塾です。
とくに、数学に弱いブラジル人小中学生は通っている子がかなりいるようです。

ブラジルでは約40年の歴史があり、国内ではどれほど塾数があるかわかりませんが、南アメリカでは2000ヶ所に塾があり、約12万人以上の子どもたちが学んでいるそうですから、人口の比率(南米全体で約4億人、ブラジルの人口が2億人)から見て、ブラジル国内には1000ヶ所ほどKUMONの学習塾(プラス6万人以上の生徒)があると思っていいでしょう。



フランチャイズ制のKUMON塾は、普通の民家を利用して経営されている場合も多い

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都会のKUMON学習塾

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なぜ、ユウちゃんが学習塾に通っているかというと…
それは、来年、つまり6歳になると初等学校(日本の小中学校)に通うことになるからです。

残念なことに、ブラジルの公立校教育は政府の教育政策の失敗[バッド(下向き矢印)]でたいへんレベルが低いため、中流家庭ではほとんど子弟を私立学校に入れています。ユウちゃんのパパとママも将来のことを考えて、ユウちゃんをブラジル工業連盟(SNI)が社会貢献事業の一環として経営しているSESI初等学校に入学させようと考えたのです。





                     全国にあるSESI初等学校

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このSESI初等学校、月謝が安いのとレベルの高さ、それに設備が整っているので評判の学校なのですが、やはり競争率が高い。なので、入学試験に合格するように数学と国語(読み書き)をKUMON塾で勉強しているわけです。
ブラジルでもこんな歳から競争社会を経験するようになりました。

塾の宿題をするユウちゃん

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KUMON塾にはかれこれ半年ほど通っているでしょうか。
ユウちゃんに教えてくれている先生はCさんといって、Lobyの友人の奥さんです。

アラフィフ年代の女性ですが、保育園・幼稚園や先日の日本語学校の先生と違って、ユウちゃんの扱い方を知っているようで、あの元気すぎるユウちゃんを相手にしても苦情ひとつ言ってきません。

(時々、教室から逃げ出すユウちゃんを追いかけて抱っこして連れもどしたりしているそうですが…
 


キャンデーをしゃぶりながら勉強しています

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少々手のかかる子どもへの接し方を知っている人(教師)って、本当に素晴らしいと思います。
サラリーマン教師が多勢の今日、何か生徒のことで対処できないと思うと、すぐに親を呼び寄せて注意&家庭での再教育(これも大切ですが)を押し付け、楽に仕事をしようとしか考えなてない教師が多い中で、児童心理学も教育学も勉強してない人でもこういう生徒(ユウちゃん)にもキチンと教えることができるんですよね。

だから、Lobyに言わせれば、少々手が焼けるというだけで教えるのを放棄したり、苦情ばかりいう教師なんて教師失格だと思うのです。





C先生のおかげもあって、塾が開催したテストで見事に銅メダルと賞状を獲得したユウちゃん

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今日もご訪問有難うございます♪

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コメント 13

himanaoyaji

アハハッと笑って読みましたが実は私もかなり手がかかる子供だったような・・・、 田舎育ちですが悪さして蔵(閉められると真っ暗になるんです)に何回閉じ込められたか。(笑)
by himanaoyaji (2015-11-05 05:43) 

MADONNA

ユウちゃんメダルと賞状おめでとう!とても誇らしくてうれしさが伝わってきます♪
我が家も小5から公文のお世話になりました。今は母国語英語のモニタークラスに通っています。
毎日学習して「集中する時間」が大切ですよね。
くもんは「ほめて伸ばす」学習なので、もっと勉強が好きになると思いますよ♪ 難しくなったときは こえる時が試練ですが、がんばってね♪

by MADONNA (2015-11-05 06:59) 

isoshijimi

ユウちゃんメダルと賞状おめでとうございます。
いいお顔していますね!
ちゃんと頑張っているかいが評価されて素晴らしいです♪
by isoshijimi (2015-11-05 07:22) 

ちんぐるま

おぉぉ! おめでとう congratulation!
by ちんぐるま (2015-11-05 08:36) 

ヨッシーパパ

黒柳徹子さんの著書「窓際のトッとちゃん」を思い出しました。
彼女も幼い頃に問題児だったようですが、後に良い先生に巡り会えたのだったと記憶しています。
by ヨッシーパパ (2015-11-05 18:57) 

なんだかなぁ〜!! 横 濱男

やっぱり、KUMON塾の先生のお陰ですね。
扱い方の上手い先生だから、勉強が進むんでしょうね。
ユウちゃん・・・将来、大物になるかも。。

by なんだかなぁ〜!! 横 濱男 (2015-11-05 22:53) 

ちゃーちゃん

こんばんは!!
子供個性を理解して関わって下さる先生に巡り合えた事は良かったですね・・・でも人数の多い学級では特別にその子だけに関わっておれないと
言う事情も分かりますしね。
特殊な子供には日本では補助の先生が付き面倒見ている所があります。
全体の授業がスムーズに行く様にとの考えからでしょうネ。
どんな子供も平等に仲間として育てて行く方が良いと思います。
ユウちゃんは精神年齢が高い様ですので今の環境に馴染めないのですよね。
徐々に周りの事も理解して成長される事を待ちましょう・・・偉そうな事を言ってすみません。
by ちゃーちゃん (2015-11-06 02:26) 

るぐっちぃ

ユウちゃんおめでとう♪
とても嬉しそうな笑顔がnice!
by るぐっちぃ (2015-11-06 20:13) 

youzi

ユウちゃん、銅賞おめでとうございます。

by youzi (2015-11-07 22:19) 

kuwachan

ユウちゃんおめでとう!頑張りましたね。
うちの近所にも公文の教室があります。
ブラジルにも進出しているとは初めて知りました。
by kuwachan (2015-11-08 17:18) 

駅員3

ブラジルにも公文式があるのですね。
ゆうちゃん、本当に将来が楽しみ!!
ぜひともブラジルでボーイスカウトの活動を!!!
by 駅員3 (2015-11-10 07:58) 

トモミ

大物ですね(笑)!将来が楽しみです。
お母さんは大変かも知れませんが…
by トモミ (2015-11-12 17:09) 

Loby

>himanaoyajiさん、子どもは少し手がかかるくらいがいいと思います。
 まあ、親とか先生などはたいへんですけど。。。

>MADONNAさんのおうちでも公文に通わせていたのですね。
 「ほめて伸ばす」のは子どもでも大人でも通用しますね!

>isoshijimiさん、ありがとうございます。
 まあ、知能指数は高いらしいので、あとはいかにして勉強に向かわせるか、ですね。

>ちんぐるまさん、ありがとうございます。

>ヨッシーパパさん、子どものときに少々問題がある方が、
 大きくなって問題となるよりずっとマシだと思います。

>なんだかなぁ〜!! 横 濱男さん、公文の先生が誰でも素晴らしいかは
 知りませんが、C先生は常識豊かで落ち着いた人です。

>ちゃーちゃんさん、こんばんは!
 最近の先生はサラリーマン先生が多いですからね。
 ”教育”に対する情熱をもっている教師は少なく、サラリーをもらうためだけになった人が多いようです。
 子どもは一人ひとり違いますので画一化した授業というのは、
 教える方にとっては都合いいかもしれませんが、大量生産と同じです。

>るぐっちぃさん、ありがとうございます。

>youziさん、ありがとうございます。

>kuwachanさん、ありがとうございます。
 公文はブラジルではたいへん定評のある塾です。
 
>駅員3さん、ブラジルでは体表のある塾です。
 この分なら志望校に入学できると思います。

>トモミさん、あはは。
 大物になるかどうかは知りませんが、やんちゃなことは確かです;^ω^)
 お母さんと先生はたいへんです。。。



by Loby (2015-11-13 21:14) 

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