そこのけそこのけ、アネゴが通る！

　トトロの失踪（記事はこちら）からはや1っヶ月を過ぎ…

残ったチヒロは遊び相手もなくさびしそう…

だったのですが...

↑

こんなブッソウなモノがやって来ました

先週末、パパの実家に遊びにいった娘たちが連れてきたネコですが、

すでに1歳は超えていると思われるネコ（♀）です。

とてもおとなしく行儀のよい（？）ネコだとのことで、テーブルの上には上がらない、

引っ掻かない、悪さをしない、エトセトラ、エトセトラ…

ユウちゃんもとても気に入ってしまってアパートで飼うことにしたそうです。

で、日中はアパートに誰もいないので、

「アパートの中に一匹だけ一日中置いているの？」

娘「トイレに餌と水と砂箱（トイレ）を置いてとじ込めておくの」

「ええっ、それじゃあ可哀想だよ」

娘「………」

「せめて帰ってくるまで、うちに置いていたら？」

どうぜチヒロは一匹でさびしがっているし、この際、一匹置くのも二匹置くのもあまり変わりありません。

ところが…

名無しのそのネコ、うちに連れて来たらたいへんなことになりました。

先住権（？）をもっていると思っているチヒロが、まだ4ヶ月ほどの子ネコなのに

侵入者（？）に対して自分のテリトリーを奪いに来たヨソ者だと感じたのです。

まあ、動物ってこういうコトは”死活問題”なので本能的に行動するわけでしょうね。

それにしても、まだ4ヶ月ほどの子ネコなんですよね～！

テリトリーの棲み分けをしてなかよくやって行けばいいと思うのですが。。。


最初の写真は少しいじって凄味をもたせましたが、実際の顔はこんなモノです。



チヒロとの冷戦状態が続いていた最初の数日。。。

ネコの出身（？）について奥さんといろいろ話してみました。

「このネコ、名前はなんて言うの？」

「さあ…　なんか名前言ってたけど、おぼえてないわ」

「トラみたいだから、いっそチグレーザ（TIGRESA＝雌虎）にしたら？」

「それはぴったりね」

ということで愛称（？）はチグレーザに決まりました♪


「ところで、チグレーザはパパの家のネコだったんだっけ？」

「そうじゃなくてのら猫がふらりと現れたらしいの。それをひろって来たみたい」

「おいおい、こんなにきれいに手入れされていて、おとなしいネコがのら猫であるわけないだろう？」

「そう言えばそうね…」

これでチグレーザの出自が分かりました。


でも、奥さんはかなり面白いことを言います。

「チグレーザはテーブルには上がらないし、人を引っ掻かないし、子どもが少々荒くあつかっても嫌がらないし、きっと元の持ち主がきちんと教えたのね…」

最初のうちは”たいしたおネコ様だな～ぁ…”と感心して聞いていましたが、

「でも、ネコを調教するって一筋縄じゃいかないだろう？引っ掻いたりしないとか、子どもにもやさしいなんてのは性分じゃないの？」

とLobyはヘリクツを言っていましたけど、たしかに家で飼うのにはいいネコのようです。

さて、先住民であるチヒロと、新大陸を求めてやって来た（無理やりもって来られた？）チグレーザの間の冷戦はまだおさまりそうにもありません。

これは近いうちに必ず熱戦になるはず。

そして…

目にあまる挑発的行動をとる（日本の隣国みたいですね…）チヒロに対するチグレーザのカンニンブクロが破裂する日がやって来ました

ダンボール缶（ゴミ入れ）の後に入ったチグレーザを警戒しながら見るチヒロ



チヒロの視線など無視して悠々とフードを食べるチグレーザ。貫禄ありますね。

　　　　　　　　　　　　　　　あやわ一触即発

結局、二日か三日ほど、対決にならない対決がありましたが、

チヒロとチグレーザでは、米国と北◯◯の軍事力の差みたいなもの。

とても比較になりません。

チヒロの挑発（喧嘩を売るという）を受けて、チグレーザがアタックすると

キャンキャンキャンと鳴いて（犬じゃないのでこんな鳴き方はしません）チヒロが逃げる。

 

あとをチグレーザが追う…

そんなパターンを10回ほどくり返したでしょうか。

Lobyたちも、はやく”方をつけた方”がいいと思いまったくノータッチでした。

ようやくおアホなチヒロにも現実というものが分かってきたのか、

”休戦条約締結”→”相互不可侵条約締結”→”なかよし条約締結”となって、

事態は急変。

チヒロはチグレーザとじゃれて遊ぶようにまでなりました。

（急変じゃなくて豹変？）

動物の世界でもいろいろたいへんなことがありますけど、

人間の世界との大きな差は、彼らは相手を殺したりはしない、

自分より強い相手とは喧嘩をしないということでしょうか。

 

　後日談

 

 ようやく平和が訪れ、チヒロも遊び相手ができ、

 

Lobyの家にもなれたな～ぁ…　と思いきや、

 

なんと、チグレーザは開いていたドアからスタコラサッサと奥にある

 

Lobyの父母の家に行ってしまいました

 

といっても、父母の家の中に住み着いたわけではなく、敷地内（庭）にいるだけです。

 

”チヒロと遊んでいる歳ではない、子どものお相手もまっぴらだ…”

 

といったところなのでしょうか？

 

そして、チグレーザの様子を観察していた母が奥さんにこう言ったそうです。

 

「あのネコは、もう（人生、いや猫生？）ベテランのネコだよ。　高いところにも平気で上るし、ここ2、3日もオス猫がナンパしに来ているけど、そんなのにも慣れっこみたい…」 

 

”へ～ェ…”

まあ、人生の大先輩である母の言うことだから間違いはないでしょう。

何よりも自由を愛するアネゴ様のようです。

 

 

　 　 　 　 　 　 　

いつもご訪問有難うございます♪

 

 

　 　 　 　 　 　 　

 

タグ：ペット　ネコ　テリトリー　棲み分け　自由　休戦条約　不可侵条約　平和条約

コメント 14

一緒に遊ぶようになって一安心と思ったら…、野良は野良！
自由なんですね~。
by hypo (2013-06-25 05:53) 

ニャンコ可愛い＾＾
そういえば前記事ですいませんが、
「アルゴ」観ました。
by イヴママ (2013-06-25 11:00) 

アネゴさん、カッコいいっす (^_^)！。
by すーさん (2013-06-25 11:03) 

チグレーザ…　迫力ありますね。
でも　かわゆい。　(=^・^=)
by チングルマ (2013-06-25 14:26) 

まぁ、一件落着して良かったですね。
強い者には、従え！！。。。てかぁ～！！(^0^)
by なんだかなぁ〜。横　濱男です。 (2013-06-25 20:31) 

写真が面白くて爆笑！気のいい姉御ですね
by ちあこさん (2013-06-25 23:18) 

＞hypoさん、やはりペットの中にも自由な生き方を望むものがいるということですね。　まあ、野良ちゃんですから、家の中に閉じ込められているのにはなれてないこともあるでしょうけど…

＞イヴママさん、私はあまりネコは好きではないのですが、息子と孫が大好きなようで…^^;
　アルゴは傑作ですね♪

＞すーさん、アネゴ、まったく堂々としています＾＾ｂ
　歩くときも尻尾をピンと立てて歩くんですよ。

＞チングルマさん、チグレーザ、まったく風格があります。
　多分、２、３歳か、それ以上のベテランだと思います。

＞なんだかなぁ〜。横　濱男ですさん、どこの世界でも同じですね。
　ちがうのは人間の世界だけ？
　北◯◯などは、無謀にも米国なんかと張り合おとしていますからね。

＞ちあこさん、ありがとうございます。
　でも、こんな風に加工してみたくなります^^;

by Loby (2013-06-26 00:00) 

なかなか難しいですね。
でも仲良くなれて何よりでした。
by 駅員3 (2013-06-26 07:39) 

犬好きよりも猫好きの方が多いようですね。
by Silvermac (2013-06-26 12:38) 

＞駅員3さん、チグレーザは経験豊かな成猫ですので、さっさと煩い子どもや子ネコのいない父母の家をテリトリーにして去っていきました^^;

＞Silvermacさん、そんな感じですね。
　うちは犬派が多数ですけど。


by Loby (2013-06-26 21:09) 

こんばんは！！
猫物語、面白く読ませて頂きました・・・
小さな猫ちゃんは自分が怖いので威嚇をしているのですネ。
ホントにあの國みたいですネ(^^;
by ちゃーちゃん (2013-06-27 01:00) 

たいへん興味深く読ませていただきました。
猫のテリトリー問題は本人たちにとっては深刻ですよね！
最終的には仲良くなってくれたみたいでよかった♡
うちの2匹はきょうだいで、産まれた時から一緒だけど、序列を教え込むために兄猫が妹猫をいじめます。
いじめる…っていうのかなー、力の差を見せつけています。
だから妹猫のほうが体重1キロくらい多いのに、「兄ちゃんにはぜったいにかなわないにゃー」と思っているみたいです。
そうやってお互いの関係性の均衡を保ち、うまくやっているようです。
by ミケシマ (2013-06-27 14:28) 

こんばんは。
ネコ界ではネコ界なりの掟とかがあるのでしょうね^^
チヒロちゃん、遊び相手がいなくなってしまって
またまた淋しそうな感じになっているのではないですか？
by kuwachan (2013-06-27 23:56) 

＞ちゃーちゃんさん、こんばんは。
　ありがとうございます。
　なーるほど…　ネコ心理学から見たらそうかも知れませんね。
　私はテリトリー問題だけかと思っていましたが。
　北◯◯そっくりでしょう？でも核ミサイルは作らないようです^^;

＞ミケシマさん、有難うございます。
　そうでしょうね。動物にとっては死活問題なので、必死で闘うわけですね。
　でも、なんといっても体力差も経験差もあまりにも違いすぎて、とても相手になりません^^;
　兄弟間でも、人間の場合でも年齢が近いと、男の子の場合などはやはり喧嘩などで序列を決めますね。
　それに（人間の場合も同じですが）喧嘩は体重だけじゃなく、先制攻撃とファイティングスピリットの勝っている方が必ず勝ちます。
　自然界も人間界も、そうやって自分のポジションを決めて生きているのですね。　たいへん興味深い考察、どうも有難うございました。

＞kuwachanさん、こんばんは。
　動物界の掟は、やはり自分が生きていくためのテリトリー確保でしょうね。
　チヒロは、たぶん自分は人間様だと思っているようです^^;


by Loby (2013-06-29 21:24)