卒業 part 2 [Loby家のエピソード]
金曜の夜に翻訳の仕事が入って、e-mailでファイルが10本(!)入って来ました
ついで、依頼者(会社)のセクレタリーの女の子から受信確認のTELが...
「もしもし、Lobyさん?Eですけど。今、翻訳していただくファイルを送りましたので、確認していただけますか?」
「あ、こんばんは。今、確認します... あ、ちゃんと10本入っています。だけど週末は休養するのが普通なんですけどね」
「そうでしょう、そうでしょう? でも、原稿が入るのがちょっと遅れちゃったので、少しでも早くお届けしょうと思って送信しました」
「はいはい、OKです。 週末返上でがんばります」
「じゃ、お願いします。 あと、不足している分もあとで送りますのでよろしくね」
「( ̄△ ̄;)エッ・・?」
(あとから送るといっていたファイルは土曜日の夜12時近くに3本入りました)
というわけで、週末にはなんだかんだ予定を組んでいたので、それをこなしながら仕事をするハメに...
まあ、文句など言ってはおれません。仕事があるだけでもありがたいのですから。
というわけで、Loby多忙ゆえ、フレンドのみなさまのブログご訪問はnice!だけにしていただきますので、どうぞご容赦願います<(_ _)>
『卒業』の続きは、仕事が入る前に一応下書きしておいたものです。
では、続きをどうぞ
金融危機でゆかりが研修生として働いていた会社が社員の大量解雇を行うと同時に研修生もその大半が契約打ち切りとなり、ゆかりの部署で、最後に残ったのは英語がペラペラな優秀な女学生とゆかりだけとなりましたが、研修生枠は一人だけ...
その部署では海外の材料・部品供給業者と電話連絡をとる必要があるため、英語堪能な者しか採用してないのです
ゆかりは、高校で英語を習ったあと、一応、英語コースで英語力を磨き、さらに上級者コースを始めていたのですが、仕事と学業(夜学)に追われて、英語上級者コースを断念していたのです
しかし、最終的に(その部署の)ただ一人の研修生として選ばれ、残ったのはゆかりでした。ただし、上司は「もっと英語力をつけてください」と言ったとか。
そして2009年に入り、ブラジル経済も次第に金融危機から立ち直り始めました。
でも、ゆかりの会社ではまだ新規採用は始めませんでした。
かなり金融危機に続く消費減少の影響を受けていたのでしょう。
大学最終学年になった去年の半ばころ、ある日、ゆかりは
「私、今の会社の条件いいから、できたら卒業後に正式採用してもらいたいんだけど、残念なことに新規採用をいれる”枠”がないって上の人が言っているの...」
と少々、心配そうな顔で私たちに話してくれました。
「だいじょうだよ、ゆかり。あなたほど努力して真剣に何でも取り組む人なら、もし、今の会社が採用してくれなくても、きっとほかに条件のいい会社に入社できるよ!」
とLobyは彼女をはげましました。
私は、ただ励ましただけではありません。絶対にいい会社に入社できる、と確信していたのです
会社の仕事はたいへん忙しいらしく、ゆかりは普通の社員のように朝9時出社、夕方6時退社というような優雅(?)な毎日ではなく、朝の7時、8時に入社というような毎日をくり返していました。夜は大学があるので残業はできないわけですが、そうでなかったら毎日残業だったでしょう。
彼女いわく、
「材料や部品が不足したら、ラインがストップしちゃうし、仕事山ほどあるので遅らせたくないから...」
まったく、”トンビがタカを産む”ということわざは、彼女のためにあるみたいです
親(Loby)とは全然似つかない責任感の強さと自己管理力です
12月に入り、研修の期限(1年契約)がいよいよ切れる日に、ゆかりはいつも通りに出社しました。
そして、夕方、帰宅して彼女は朗報をもたらしてくれました。
その日、人事部からゆかりの働いていた部署の担当者(係長?)に
『YUKARIさんの研修期間は本日をもって終了します。なお、彼女は残業時間がたくさんあるため、2ヶ月間有給休暇をとったあと本社との研修契約を終了します』
という社内メモが届けられたそうです
それで困ったのはその担当者さん
なぜって、ゆかり以外に、彼女がそれまでやっていた仕事をやれる人が全然いなかったからです。エッ? (;゜⊿゜)ノ マジ?
ゆかりによれば、その担当者自身、自分の持ち場(仕事)でありながら、その仕事は全然できない人だとか... (そんな人間はどこにでもいるものですね)
担当者さんは事態を解決すべく、大至急、課長さんに”困った問題”(?)を相談。
課長さんは担当者さんより事態をよく理解していたようで、バタバタとあわただしく走り回り、その日のうちに問題を解決してしまいました。
解決策とは、新規採用枠のまったくなかった部署に採用枠をこじ開けさせ(?)、ゆかりを正式採用決定したことでした。
見事に努力と実力で”正式採用”を勝ち取ったゆかりですが、全然驕ることもなく、それまで以上に仕事にがんばるようになりました。
またまた親バカ的なことで恐縮ですが、ゆかりはずーっと無遅刻、無欠勤で働き続けているのです。これは今の会社だけに限ったことではなく、前の小さな会社の時も同様でした。
会社の上司も、ただ単に英語が出来るとか、仕事が出来るとか、容姿がどうこうといったことだけでなく、総合的にゆかりという人間を評価したのだと思います。
ゆかりは、普通の同世代の人たちにくらべ、数年遅れて大学を卒業したわけですが、卒業に必要な卒論もすごくがんばって取り組み、たいへん優秀な評価を得ることができました。なんでも、大学の担当教師が直接、会社で働いていたゆかりに電話して来て、彼女の卒論は10ポイント(卒論の採点は最低1ポイント~最高10ポイント)で合格したことを興奮気味に伝えてくれたそうです。
そして迎えた卒業式。
ゆかりはまたもやその努力と真剣さを示す結果を証明してくれました。
なんと、今年度卒業の同大学経営学部の最優秀生として表彰されたのです
卒業セレモニーのラストはWe are The Championsをみんなで斉唱。そうだ、君たちは全員、チャンピオンなのだ!
経営学部最優秀生徒の表彰
経営学部の学位証明書(卒業証書)
卒業を祝うLobyファミリー カンパ~イ
ついで、依頼者(会社)のセクレタリーの女の子から受信確認のTELが...
「もしもし、Lobyさん?Eですけど。今、翻訳していただくファイルを送りましたので、確認していただけますか?」
「あ、こんばんは。今、確認します... あ、ちゃんと10本入っています。だけど週末は休養するのが普通なんですけどね」
「そうでしょう、そうでしょう? でも、原稿が入るのがちょっと遅れちゃったので、少しでも早くお届けしょうと思って送信しました」
「はいはい、OKです。 週末返上でがんばります」
「じゃ、お願いします。 あと、不足している分もあとで送りますのでよろしくね」
「( ̄△ ̄;)エッ・・?」
(あとから送るといっていたファイルは土曜日の夜12時近くに3本入りました)
というわけで、週末にはなんだかんだ予定を組んでいたので、それをこなしながら仕事をするハメに...
まあ、文句など言ってはおれません。仕事があるだけでもありがたいのですから。
というわけで、Loby多忙ゆえ、フレンドのみなさまのブログご訪問はnice!だけにしていただきますので、どうぞご容赦願います<(_ _)>
『卒業』の続きは、仕事が入る前に一応下書きしておいたものです。
では、続きをどうぞ
金融危機でゆかりが研修生として働いていた会社が社員の大量解雇を行うと同時に研修生もその大半が契約打ち切りとなり、ゆかりの部署で、最後に残ったのは英語がペラペラな優秀な女学生とゆかりだけとなりましたが、研修生枠は一人だけ...
その部署では海外の材料・部品供給業者と電話連絡をとる必要があるため、英語堪能な者しか採用してないのです
ゆかりは、高校で英語を習ったあと、一応、英語コースで英語力を磨き、さらに上級者コースを始めていたのですが、仕事と学業(夜学)に追われて、英語上級者コースを断念していたのです
しかし、最終的に(その部署の)ただ一人の研修生として選ばれ、残ったのはゆかりでした。ただし、上司は「もっと英語力をつけてください」と言ったとか。
そして2009年に入り、ブラジル経済も次第に金融危機から立ち直り始めました。
でも、ゆかりの会社ではまだ新規採用は始めませんでした。
かなり金融危機に続く消費減少の影響を受けていたのでしょう。
卒業式の日。 ゆかりとママ
大学最終学年になった去年の半ばころ、ある日、ゆかりは
「私、今の会社の条件いいから、できたら卒業後に正式採用してもらいたいんだけど、残念なことに新規採用をいれる”枠”がないって上の人が言っているの...」
と少々、心配そうな顔で私たちに話してくれました。
「だいじょうだよ、ゆかり。あなたほど努力して真剣に何でも取り組む人なら、もし、今の会社が採用してくれなくても、きっとほかに条件のいい会社に入社できるよ!」
とLobyは彼女をはげましました。
私は、ただ励ましただけではありません。絶対にいい会社に入社できる、と確信していたのです
会社の仕事はたいへん忙しいらしく、ゆかりは普通の社員のように朝9時出社、夕方6時退社というような優雅(?)な毎日ではなく、朝の7時、8時に入社というような毎日をくり返していました。夜は大学があるので残業はできないわけですが、そうでなかったら毎日残業だったでしょう。
彼女いわく、
「材料や部品が不足したら、ラインがストップしちゃうし、仕事山ほどあるので遅らせたくないから...」
まったく、”トンビがタカを産む”ということわざは、彼女のためにあるみたいです
親(Loby)とは全然似つかない責任感の強さと自己管理力です
12月に入り、研修の期限(1年契約)がいよいよ切れる日に、ゆかりはいつも通りに出社しました。
そして、夕方、帰宅して彼女は朗報をもたらしてくれました。
その日、人事部からゆかりの働いていた部署の担当者(係長?)に
『YUKARIさんの研修期間は本日をもって終了します。なお、彼女は残業時間がたくさんあるため、2ヶ月間有給休暇をとったあと本社との研修契約を終了します』
という社内メモが届けられたそうです
それで困ったのはその担当者さん
なぜって、ゆかり以外に、彼女がそれまでやっていた仕事をやれる人が全然いなかったからです。エッ? (;゜⊿゜)ノ マジ?
ゆかりによれば、その担当者自身、自分の持ち場(仕事)でありながら、その仕事は全然できない人だとか... (そんな人間はどこにでもいるものですね)
担当者さんは事態を解決すべく、大至急、課長さんに”困った問題”(?)を相談。
課長さんは担当者さんより事態をよく理解していたようで、バタバタとあわただしく走り回り、その日のうちに問題を解決してしまいました。
解決策とは、新規採用枠のまったくなかった部署に採用枠をこじ開けさせ(?)、ゆかりを正式採用決定したことでした。
見事に努力と実力で”正式採用”を勝ち取ったゆかりですが、全然驕ることもなく、それまで以上に仕事にがんばるようになりました。
またまた親バカ的なことで恐縮ですが、ゆかりはずーっと無遅刻、無欠勤で働き続けているのです。これは今の会社だけに限ったことではなく、前の小さな会社の時も同様でした。
会社の上司も、ただ単に英語が出来るとか、仕事が出来るとか、容姿がどうこうといったことだけでなく、総合的にゆかりという人間を評価したのだと思います。
ゆかりは、普通の同世代の人たちにくらべ、数年遅れて大学を卒業したわけですが、卒業に必要な卒論もすごくがんばって取り組み、たいへん優秀な評価を得ることができました。なんでも、大学の担当教師が直接、会社で働いていたゆかりに電話して来て、彼女の卒論は10ポイント(卒論の採点は最低1ポイント~最高10ポイント)で合格したことを興奮気味に伝えてくれたそうです。
そして迎えた卒業式。
ゆかりはまたもやその努力と真剣さを示す結果を証明してくれました。
なんと、今年度卒業の同大学経営学部の最優秀生として表彰されたのです
卒業セレモニーのラストはWe are The Championsをみんなで斉唱。そうだ、君たちは全員、チャンピオンなのだ!
経営学部最優秀生徒の表彰
経営学部の学位証明書(卒業証書)
卒業を祝うLobyファミリー カンパ~イ
2010-02-01 21:34
あしあと(10)
コメント(7)
バンザーイ。バンザーイ。バンザーイ。w
正式採用&最優秀生徒おめでとうございます。w
良かったですね。これで一安心。w
後は山積みのお仕事ですね。頑張って下さい。w (´∀`)ノ
(^ー^)ノシ
by モッズパンツ (2010-02-01 22:33)
おめでとうございます。
ちゃんと見るべき人は見てるものですよ、
努力が結果として結びついたのですね。
バンザーイ、本当におめでとうございます。
by y-tanaka (2010-02-01 22:43)
おめでとうございます。
若い時の苦労は買ってでもしろと言いますが、
ご苦労と努力の甲斐がありましたね。
誰もが認める優秀さだったことが良く分かります。
今後もご活躍を続けられる事でございましょう。
by 青い鳥 (2010-02-01 23:58)
真面目に真剣に取り組んでいれば、自ずと自分の居場所が拓けてきますよ・・・と言うお手本のような事実ですね^^
本採用もおめでとうございますヾ(●⌒∇⌒●)ノ
by me-co (2010-02-02 00:26)
素晴らしい、おめでとうございます。
by enosan (2010-02-02 10:25)
Lobyファミリーさんの写真の中でグラスを持つ手だけ
写っているのがLobyさんですか?
おめでとうございまーす!
一緒に乾杯なのだ!
by おりおん星人18号 (2010-02-02 13:28)
≫モッズパンツさん、どうもありがとうございます。
山積みの仕事もようやく終わりつつあります え(゜○゜)!
≫y-tanakaさん、ありがとうございます。
おっしゃるとおりですね。誰がマジメにやっているかどうかを、ちゃんと上の人は見ているのですね♪
≫青い鳥さん、ありがとうございます。
ゆかりにとっても一生の財産になったことと思います。
≫me-coさん、ありがとうございます。
Espertoな人間が幅をきかす現在でも、真面目さ、努力という真の価値は変わりませんね。
≫enosanさん、たいへんありがとうございます。
≫おりおん星人さん、ありがとうございます。
そうです、あの長い手(?)がLobyの正体です(゜∇゜ ;)エッ!?
(≧∇≦)/□☆□\(≧∇≦ )カンパーイ!!
≫ゆかさん、ご訪問&nice!ありがとうございます。
≫tounsrusさん、ご訪問&nice!ありがとうございます。
≫okin02さん、ご訪問&nice!ありがとうございます。
≫xml_slsさん、ご訪問&nice!ありがとうございます。
by Loby (2010-02-03 02:59)