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パン屋さんのお店の中はパンだらけ♪ [日記]

パン屋さんのお店の中はパンだらけ♫
 
アンパン、ジャムパン、クリームパン♬

「パン屋さんの歌」


今回、日記を書こうとしたら、小学校時代に習ったこの歌が頭に浮かんできました。



paes.jpg



なんとも古い歌ですが、なぜパンの話が出てくるかというと...


70年台頃から始まった「デカセギ現象」(ブラジルなどの日本人移民先国から日本への出稼ぎ)から、はや40年が過ぎました。 デカセギの状況もかなり変わり、昔は妻や子どもをブラジルに残して、夫だけ(または夫婦)が日本にデカセギに行く例がよく見られたものですが

日本の工場で働く外国人労働者

デカセギ 




デカセギの中には日本に家族で住み着いてしまった人や日本で結婚して子どもが生まれる人なども多く見られます。

そうした中、近年は日本経済の不景気もあり、日本を見限って帰国する外国人労働者も増えています。


デカセギ1 




ブラジルもその例にもれず、Lobyの周りにもそのような日系ブラジル人家族が多く見られます。

日本生まれのブラジル人の子どもたちは、家庭内で母国語であるポルトガル語などをいつも使ったり、または日本にあるブラジル人学校に通えばポルトガル語を覚えることができますが



デカセギ2



これが、普通の日本人の子弟のように、普通の小中学校、高校などに通った場合は、顔こそ海外の日系人らしい顔やハーフの顔でも、中身はまったく日本人と変わらなくなり、ポルトガル語がまったくできない子に育ちます。



デカセギ3



まあ、日本でずっと暮らしている分には問題ないのですが、それがいざ何かの理由で本国に帰るとなると...
そう。言葉の問題がでてくるのです。

そういう若者(日本で中卒とか高卒など)が近頃増えていて、ブラジルでうまく生活していく上でどうしても必要となるポルトガル語会話を覚える必要がでてきます。



デカセギ4

 

 

そこで、Lobyが翻訳家(通訳者でもある)ところから、それらの若者を対象とした『ポルトガル語コース』というものを日本語学校に新設したのです。
しかし、『ポルトガル語コース』、創ったのはいいが、肝心の教科書がありません。[ふらふら]
日本語学校には当然のように日本語の教材・教科書は豊富なのですが、ポルトガル語の教材なんてまったくないのですよね

それで、仕方なしに、Lobyはない知恵をしぼって毎回毎回、オリジナルのポルトガル語教材を作っているわけです。
「旅」とか「買い物」などというありきたりなテーマをもとに、会話形式で教えるようにしているのですが、その中で最近のテーマが「パン屋さんでの買い物」。


あ~
というわけで、長ったらしい前置きでしたが、そういうわけで今日のタイトルは『パン屋さん』になったわけです

”たかがパン、されどパン”
で、パンの歴史も古い(約1万年前)けど、種類も豊富ですね。
教材にパンの画像を入れようと思ってサーチすると、あるわ、あるわ...

まず菓子パン。

これもかなりの種類がありますね。

菓子パン.jpg
 

シンプルな菓子パン。
飽きない味です。

ブラジルの菓子パン.jpg

 シナモン菓子パン


シナモン菓子パン.jpg

 
チョコドーナツ。
えっ、これはパンじゃない? でも、パン屋さんに売っているんですよね~[るんるん]

チョコドーナツ.jpg


 

フランス生まれのクロワッサン。ブラジルでも人気です。


クロワッサン.jpg



 Lobyの好きなカラブレーザ(燻製ソーセージ)入りパン。

これはオイシイですよ。


カラブレーザ(燻製ソーセージ)入りパン.jpg


これもカラブレーザ(燻製ソーセージ)入りパン。


カラブレーザ(燻製ソーセージ)入りパン.jpeg


ハムチーズ入りパン。


ハムチーズ入りパン


じゃがいもパン


じゃがいもパン

シリアパン。
これだけだとおいしくありませんけど…

シリアパン.jpg
こんな風に具を入れてサンドにするとイケます♪

たいへん美味です

シリアパンサンド.jpg



 バカリャウのコロッケ。

これもパン屋さんに売っていたりします。←に合います


バカリャウのコロッケ

 

チーズパン。日本のチーズパンとは違います。

ブラジルでは大変人気のあるパンです。


チーズパン


 エスフィーハ。

これもブラジル特有のパンです。


エスフィーハ

バゲット。これは世界中で知られていますね。


バゲット.jpg




最終的にこんな感じの教材になりました。


ポルトガル語コース1




シンプル・イズ・ベスト


最後に、ブラジルのパンの中でもっとも庶民的で、もっとも食べられているのが白パンでしょう。
こちらではポンジンニョ(pãozinho)と呼ばれますが、表皮がカリカリで中の柔らかいパンです。
ちょうと日本の食パンみたいな感じのパンです。1個あたり50~60グラムで、普通は一人で1個食べます。
若い子は2個くらい食べますけど...[たらーっ(汗)]



白パン



この白パンに、モルラデーラ(mortadela)は、イタリア、エミリア・ロマーニャ州の州都ボローニャで伝統的につくられてきたソーセージ。日本では、ボローニャソーセージとも言う)をはさんで食べるのがたいへん美味しいのです。

ブラジルは食肉文化であり、また世界でも比類なき移民国家で、イタリア系移民が多いことから彼らが持ち込んだものである。ブラジルのモルタデーラはイタリアのものより黒こしょうなどの香辛料が強めで味も濃い。また調理法はパンなどに挟んでハンバーガーのようにして食べる、あるいは厚めに切って炙って焼いて食べる、また熱を加えずに、さいの目状に切って、好みによりレモンやライム汁をかけて食べるなど様々な食べ方がある。(Wikipediaより)



モルタデーラ



上の写真を見て、「な~んだ、ハムか。」と思った方は大間違い。
モルラデーラは日本でみなさんが普通スーパーなどで買って食べるハムとはまったく別のものと言っていいほど味が違います。
とにかく オ・イ・シ・イ[わーい(嬉しい顔)][手(チョキ)]

このモルラデーラ入り白パンがどれほど美味しいかを示す、興味深いエピソードがあります。
うちの奥さんが結婚前に務めていた工場に日本の本社から模範的な女子工員さんたちが、”ご褒美”みたいな形でブラジルの工場に送り込まれて来ていたそうです。



モルタデーラサンド


 ”ご褒美”というのは、海外派遣されると現地では寮などに入り、食費、通勤費やアパート代などは一切かからないおまけに、派遣手当などがでるため、女子工員さんにとってはたいへん経済メリットのあることになるからです。


モルタデーラ-Italiana

 

その、毎年6、7人ほど送り込まれていた日本の女子工員さんたちが、ヤミツキになっていたブラジルの食べ物の一つが、このハムサンドだったそうです。

いろいろなモルラデーラ

62-モルタデーラ





モルタデーラ2





124 - モルタデーラ 5kg




モルラデーラ入り白パンもおいしいけれど...

それに負けないほどおいしいのが、この白パンを二つに切り、バターを塗ってこんがり焼いたものです。



バターをたっぷり塗ったパン



ビジネスマンなどが、ブレックファーストにミルクコーヒーとともに食べるのも、このポン・コン・マンテイガ・アサード(pão com manteiga assado)なのです。



バターをたっぷり塗ったパン1




usagi_wave.jpg

 

今日もご訪問有難うございます♪

lobo.gif


usagi_wave.jpg












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コメント 10

isoshijimi

日本の景気がよければそんな話にもならなかったのでしょうが・・・。
教材まで作ってしまうのですね!すごいです。
そして白パンにモルラデーラ、おいしそうです。食べてみたいな~

今日の朝食はパンに決まりました(笑)
by isoshijimi (2014-11-01 04:46) 

なんだかなぁ〜!! 横 濱男

Loby さんの作ったポルトガル教科書が、
メジャーになったりして。。。
ハムやソーセージが入ったパンは大好きです。
特に、ホットドックは最高・・・。
ポン・コン・マンテイガ・アサード。。食べてみたいです。。

by なんだかなぁ〜!! 横 濱男 (2014-11-01 09:27) 

youzi

パン、美味しそうですね。
ブラジル特有のパンが気になりました。
特有と言うと、サンフランシスコですっぱいパンを
食べました。
初めてだと、このパン何?って思うのですが、
慣れてくると、結構くせになるんです。
by youzi (2014-11-01 21:20) 

Loby

>isoshijimiさん、本国に帰国する外国人労働者たちは、
 それぞれ家庭の事情があると思います。
 ポルタガル語教材は、ほかに入手できないので仕方なく作っています^^;
 白パンにモルタデーラは一度食べると完全にヤミツキになりますよ(^_-)-☆

>なんだかなぁ〜!! 横 濱男さん、あはは。そんなことはないでしょうけど、
 かなり手間がかかります。 あるテーマの教材を作るのに10時間はかかるでしょうか。
 でも、一度作ればあとでまた利用できるので、後ほどのためと思えば苦になりません。
 パンは具が入っているのがおいしいですね。
 ポン・コン・マンテイガ・アサードはこれぞシンプル・イズ・ベストの最高峰ですね。

>youziさん、ほ~ぅ... サンフランシスコでは酸っぱいパンがあるのですか? やはり慣れると美味しく感じるんですね。
 ブラジルの白パンは、皮がカリカリで中身のソフトな、何にでも合うおしいパンです。


by Loby (2014-11-02 04:41) 

Silvermac

ブラジルでポルトガル語が話せないと生活は不便でしょうね。
by Silvermac (2014-11-02 06:27) 

ackylacky

 パンの定義は、小麦粉をイーストで膨らませて焼いたものとなるようですが、ベーキングパウダーで膨らませたものもパンという事があるようです。インドのナンなどもパンの一種とされてますし、聖書には種の入っていないパンという記述もありますから、どこまでがパンなのかよく解らないです。
by ackylacky (2014-11-02 20:57) 

kuwachan

海外旅行の楽しみのひとつが各国のパを食べること。
モロッコのパンもとっても美味しかったです。
ブラジルのパンもいつか食べてみたいです^ ^
by kuwachan (2014-11-03 20:46) 

Loby

>Silvermacさん、日本で日本語が話せないのと同じです。

>ackylackyさん、パンの定規ですか。
 一般に、イースト菌を使って膨らませるのがパンだと考えられていますね。
 でも、中にはビスケットのように焼いただけのパンもあったりして...^^;

>kuwachanさん、モロッコのパン...
 どんなものなのでしょうね。
 今や、世界中で何百種類というパンが作られていますね。


by Loby (2014-11-03 21:49) 

ちゃーちゃん

こんにちは‼
美味しそうなパンの数々...パン好きの私には生唾ものですよ(^^;
私は今はデニシュとお惣菜入りパン(特にきんぴらの様な物が入った
パン)とクルミパンが好きです...少し前はカレーパンにハマっていました。Lobyさんはパンと御飯と、どちらがお好きですか?
そうそう...パンのお話よりポルトガル語の教科書を作って、生徒さんに教えられてるのですネ...Lobyさんのこと尊敬します。
子供さん達が親の都合であちこちで出生活しなくては...気の毒ですネ。


by ちゃーちゃん (2014-11-04 18:38) 

Loby

>ちゃーちゃんさん、こんにちは!!
 このような記事を書いていると、パン屋さんに走って行っておいしいパンを買いたくなります^^;
 私ですか? どちらも好きですね。
 白パンにモルタデーラを挟んだサンドもたいへん美味ですし、ご飯もやはり日本人(昭和時代生まれ?)の主食ですので、どちらも欠かせません。
 自分で教材を創るというのは、たいへんなことですけど、その苦労に倍する満足感があります^^b


by Loby (2014-11-04 19:56) 

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