2013年 カーニバルのしめくくり♪

2013年のカーニバルも火曜日で終わってしましました。

もっとも注目されたサンパウロとリオのカーニバルパレードの優勝チームは、

それぞれ『モシダーデ・アレグレ』と『ヴィラ・イザベル』に決定しました。

『モシダーデアレグレ』のパレード

サンパウロの優勝チーム『モシダーデ・アレグレ』のパレードの動画（5分）

『ヴィライザベル』のパレード

優勝を祝うチームの人たちと、パシスタ（ロード上でサンバを踊る女性）として出場したサブリナさん

ちなみに、サブリナ・サトウさんは日系ハーフの芸能人です

リオデジャネイロの優勝チーム『ヴィラ・イザベル』のパレードの動画（8分）



さて、カーニバルが終わった翌日は『灰の水曜日』と呼ばれます。

日本ではキリスト教徒の方を除いてあまり馴染みのない、この灰の水曜日について少々説明します。
灰の水曜日は、キリスト教カトリック教会をはじめとする西方教会の典礼暦年のうちの一日。
四旬節の初日（復活祭の46日前）に当たる。元来はカトリック教会の行事であるが、
その流れを汲むプロテスタント教会（聖公会、ルーテル教会など）でも行われるが、東方教会では行われない。　　　　
（以上、日本語版Wikipediaを参照）

ポルトガル語版Wikipediaには上述の説明文にさらに以下の追加説明があります。

この日（灰の水曜日）は、キリスト教徒が”自らの死について考える日”であり、
当日はミサが行われ、司祭によってミサ参加者（信徒）たちの額に棕櫚（シュロ）の灰で
十字の印をつけられる。信徒は日が落ちるまでこの灰を洗い落とさない。
この意義は古くは灰が石鹸の代用品として洗浄に用いられてきたことから、浄化や再生
（つまり人間の罪が贖われ、新たな力がもたらされる）といった肯定的な意味もこの儀式
にこめられている。
また、ローマ・カトリック教（ブラジル人のほとんど）では、この日は絶食と禁欲の一日を過ごす。

という神聖な日のようです。

シュロの灰で十字の印をつけられるカトリック信者

しかし…

敬虔なカトリック教徒であるブラジル人は、お祭りも大好きな人種です。

カーニバルフィーバーが激しいペルナンブコ州のオリンダ町では、『灰の水曜日』でも

カーニバルをまだ楽しんでいる人たちが沢山います♪





まあ、現在は『カーニバル』は直接的には信仰と関係のないお祭りなので

それでもいいと思います。

                                                       

『灰の水曜日』の説明はこれくらいにして、今年のカーニバルの総括に入りましょう。

 

世界最大のブロック・カーニバル

最初に書いたように、今年も世界最大のブロックカーニバルが行われました。（“ブロック”とは、同じカーニバル衣装 [この場合はTシャツなど]を着たフォリオン［カーニバルで踊る人たち］の集団のこと）として有名な『ガーロ・ダ・マドロガーダ』（Galo da Madrugada＝夜明けの雄鶏）は、ブラジル北部のペルナンブコ州の州都レシフェ市で行われるカーニバルビッグイベントですが、今年も2百万人が参加して賑わいました。

巨大な雄鶏が会場に運ばれる様子（2013年）


『ガーロ・ダ・マドロガーダ』ブロックでカーニバルを楽しむフォリオンたち

オリンダの巨大ボネッコ

上にも書いたカーニバルフィーバーが盛んなオリンダの町では、巨大ボネッコ（人形）が 通りをねり歩くパレードで有名です。

興味深いのは、この巨大ボネッコ、誰でも（オリンダ市民に限るという制約あり）作って参加できるということです。どのような人形かというと、伝説上のキャラとかセレブや政治家、中には自分のそっくりさんを人形で作る人もいるとか。。。

レシフェあたりのカーニバルでは、なんと“何人にキスできるか”という、ブラジルならでは、カーニバルならではの“遊び”を楽しむヤングたちもいます。

“ハーイ”＼(^o^)／と言うかわりに口にキスをするわけです。

下の写真の“ベイビースタイル”のこのイケメン君たち、一晩に一人あたり200人キスしたそうです。

計算上では、3分に一人とキスしたことになります

ブロックカーニバルでは、こんな遊びもやるのです…

                                                       

 今日のおまけ

カーニバルパレードの花型は、パシスタ（ロードでサンバを踊る美女）やカーロアレゴリコ（山車）かも知れませんが、これを抜きにしてパレードは始まらない、とも言われるのがポルタ・バンデイラ（チームのシンボルである旗を持って踊る女性、いわば旗手）とメストレ・サーラ（旗手のパートナーである男性）です。

以下、ポルタ・バンデイラとメストレ・サーラの華麗な姿をごらんください♪

























サンパウロとリオデジャネイロのカーニバルパレードの動画をご覧になりたい方はこちらで見れます。

 

 

今日もご訪問有難うございます♪

 

ホワイトデーのプレゼントに…

さて、日本ではキリスト教徒の方を除いてあまり馴染みのない灰の水曜日について

                       少々説明します。

　　　　　　灰の水曜日は、キリスト教カトリック教会をはじめとする西方教会の典礼暦年のうちの一日。

　　　　　　四旬節の初日（復活祭の46日前）に当たる。元来はカトリック教会の行事であるが、

　　　　　　その流れを汲むプロテスタント教会（聖公会、ルーテル教会など）でも行われる。

　　　　　　東方教会では行われない。　　　　（以上、日本語版Wikipediaを参照）

　　　　　　ポルトガル語版Wikipediaには上述の説明文にさらに以下の追加説明があります。

　　　　　　この日（灰の水曜日）は、キリスト教徒が”自らの死について考える日”であり、

　　　　　　当日はミサが行われ、司祭によってミサ参加者（信徒）たちの額に棕櫚（シュロ）の灰で

　　　　　　十字の印をつけられる。信徒は日が落ちるまでこの灰を洗い落とさない。
　　　　　　この意義は古くは灰が石鹸の代用品として洗浄に用いられてきたことから、浄化や再生

　　　　　　（つまり人間の罪が贖われ、新たな力がもたらされる）といった肯定的な意味もこの儀式

　　　　　　にこめられている。
　　　　　　また、ローマ・カトリック教（ブラジル人のほとんど）では、この日は絶食と禁欲の一日を

          過ごす。

　　　　　という神聖な日のようです。

タグ：ブラジル　カーニバル　美女　イケメン　カーニバルパレード　レシフェ　オリンダ　ペルナンブコ　サンパウロ　リオデジャネイロ　灰の水曜日　カトリック

コメント 20

カーニバル、華やかですね、　ほんと、一度は見たいですよね
でも遠い、　動画で楽しみます。　（^-^）。
by himanaoyaji (2013-02-16 06:04) 

世界一派手で、賑やかですね。
by Silvermac (2013-02-16 08:00) 

なんか、見ているだけで楽しくなります。。。
by なんだかなぁ〜。横　濱男です。 (2013-02-16 09:58) 

灰の水曜日・・・知りませんでした。
勉強になりました。
それにしても、写真からあふれ出てくる熱気は半端ではありません。
これをリアルで見たら・・・・想像しただけでワクワクしてきます。
by 駅員3 (2013-02-16 11:25) 

スゴイ！すごい！
LobyさんのBlogで楽しませてもらいましたヽ(*^∇^*)ﾉ 
でも一度は観てみたいなぁ。
by るぐっちぃ (2013-02-16 11:25) 

マルディ・グラですね～。

昔、「黒いオルフェ」のリメーク版の「Orfeu」を見たんですが
結構パワフルでした。
昔のは、フランス映画だったと思ったけど、こっちは
ブラジルで作った者だったような気が。
全編ポルトガル語だったです。

Caetano Veloso　って人がオルフェだったと思います。
歌うまいですよね、むこうの人って。
A Felicidade　がすきです。

一度、ジカにカルナバル見てみたいですね。
日本のネブタとか、ギオン祭りみたいなものでしょうか？


by sadafusa (2013-02-16 15:33) 

すごいですね。　LobyさんのBlogでもすごい迫力が伝わってきます。　生で見るともっとすごいんでしょうね。
by ja1nuh (2013-02-16 20:14) 

こんばんは。
カーニバルはパレードをする人も観客もどちらも盛り上がって
熱狂しているようにみえます。本当に楽しそうですね。
それだけに終わったあとにはがっくりとしてしまうのではないですか？
いやいや、来年に向けてGoだったりして・・（笑）
by kuwachan (2013-02-16 20:28) 

灰と聞くと火山灰しか思い出さない鹿児島県民です(笑)。
そういう深い意味があったんですね。
by moumou (2013-02-16 22:53) 

圧倒されそうな規模のカーニバル…こういうのはそこに入ってると、自然に燃え上がってしまいそうな、というか、それさえも忘れてしまうような熱狂の波に飲まれてしまうのかもしれませんね♪
by まあ (2013-02-17 00:15) 

カーニバル一度見たいなあと思います。
by ayu15 (2013-02-17 10:29) 

流石に派手ですね＾＾これはテンションがあがりますね＾＾
by kyon (2013-02-17 11:58) 

＞himanaoyajiさん、カーニバルは華やかで楽しいです♪
　そうですね、見物に来るには遠すぎますね。
　動画をたっぷりお楽しみください。

＞Silvermacさん、そんな感じですね＾＾ｂ

＞なんだかなぁ〜。横　濱男ですさん、TVで見るだけでもたっぷり楽しめますよ♪

＞駅員３さん、日本ではあまり知られてないでしょうね。
　ブラジルでも、実際に『灰の水曜日』の儀式に参加するのは、熱心なカトリック信者だけです。
　カーニバルは、生で見ることができたら一生の思い出になるでしょうね＾＾ｂ

＞るぐっちぃさん、機会があったら、是非、一度見学に来て頂きたいです。

＞sadafusaさん、カエターノ・ヴェローゾは一流の歌手です。
　彼のちょっと甘い感じのする歌声は聴いても気持ちいいですね＾＾ｂ
　「Orfeu」は観たことありませんが、きっとブラジル製でしょうね。
　数々の名曲があります。
　カーニバルは、機会があったら、是非、一度生を見て頂きたいです。

＞ja1nuhさん、カーニバルはいくら見ても見飽きないです。
　生は…　想像におまかせします♪

＞kuwachanさん、こんばんは。
　そうなんですよ。出場している人たちと観客が一体になって楽しむのがカーニバルパレードなんです。
　終わったあとは、『灰の水曜日』で燃え尽きた（？）身体を休めます^^;
　でも、チームリーダーたちは、すでに来年を目指してスタートしていますね。

＞moumouさん、あはは。そうれはそうですね。
　鹿児島は桜島ですものね＾＾ｂ
　
＞まあさん、そうですね、カーニバルパレードは、参加する人も観客も一体になって熱狂し楽しむビッグイベントですね。

＞ayu15さん、機会がありましたら、是非、一度生を見て頂きたいです♪

＞kyonさん、テンション、確実に上がりますよ。
　

by Loby (2013-02-18 21:11) 

さすがすごいお祭りですね。想像できないくらい巨大でものすごいエネルギーを感じます。
でも、その翌日は灰の水曜日なんですね。ちゃんと、違う方向も見直してバランスをとっているんですね。メメントモリみたいな　^^
by moz (2013-02-19 09:19) 

カー二バルは凄い人出だったようで・・・
お疲れ様ね。
今日、東京の郊外で雪が降ってます。今
１６：２３に３センチ位積ってます。
寒いです、だんだん寒くなります。
by ryuyokaonhachioj (2013-02-19 16:25) 

＞mozさん、カーニバルは世界最大のお祭りではないか、と思います。
　ちなみに、『夜明けの雄鶏』ブロックは世界最大としてギネスブックにも記載されているそうですから…
　『灰の水曜日』は、カーニバル（謝肉祭）が宗教的な色合いの深かったころからの伝統ですが、カトリック教徒のみが行います。

＞ryuyokaonhachiojさん、人出数では世界一だと思います。
　東京でも少し雪が降ったのですね。　3センチというとちょっと暖かくなると溶けてドロドロになりますね^^;


by Loby (2013-02-19 20:22) 

世界最大のカーニバル・・・しっかり楽しませていただきました。
すごい！！！！！
by rabbit (2013-02-19 20:57) 

＞rabbitさん、ありがとうございます♪
　来年もお楽しみにしていてください。

by Loby (2013-02-19 21:19) 

ボネッコは三輪明宏さんみたいです(^^;)
by momiji (2013-02-20 14:12) 

＞momijiさん、そう言われれば似ていますね。
　三輪さんが知ったら驚くでしょうね^^;

by Loby (2013-02-20 21:54)