翻訳、一丁あがり♪ タイトル翻訳の難しさ [日記]
翻訳の仕事って、やったことのない方は、”そんな難しいのをよくやるね~”
と思うでしょうが、なれれば、ご飯を食べるのと同じように普通にできるのです。
まあ、時々、魚のホネが引っかかったり、焦げご飯だったりしますが...
つまり、ふだん皆さんが様々な仕事をやっていて、楽に出来ることがあったり、少し難しいことがあったりするのと変わらないわけです (゜ー゜;)(。_。;)(゜-゜;)(。_。;)ウンウン
人間の脳ってよく出来ているものだと思うのは、学習とか訓練とかによって(プラス経験?)能力を大幅に向上できる可能性をもっていることだと思います。
たとえば自転車。
だれでも最初は何回もころんですり傷をたくさん作りますが、そのうち体がバランスをとる事を覚え、スイスイとサイクリングを楽しめるようになります
Lobyも最初から翻訳の仕事を専門にやろうなんて思っていませんでした。
Lobyの専門はポルトガル語⇔日本語なのですが(英語はからっきしダメです)、翻訳&通訳を始めた頃は頭の中に日本語回路とポルトガル語回路があったみたいで、たとえば、あるポルトガル語の文章を聞いて、それを日本語の文章に訳す場足、その言葉は耳から脳の中に入り、言語中枢まで達し、
日本語→名詞(男性名詞/女性名詞)←ポルトガル語
日本語→単数形/複数形←ポルトガル語
日本語→冠詞←ポルトガル語
日本語→代名詞←ポルトガル語
日本語→(過去形、現在形、未来形)←ポルトガル語
日本語→形容詞←ポルトガル語
_____________________________
日本語→文章構成←ポルトガル語
というようなポルトガル語文章の中の、それぞれの単語に対応する日本語の単語(詞)を見つけ、それを日本語文章に組み立ててから、発声回路を通して日本語で話して(または書いて)いたわけです。(あ~ややこしい)
つまり、頭の中では日本語回路のシナプスとポルトガル語回路のシナプスがそれぞれ別個に独立したものとして存在してあって、聞いた(ポルトガル語、または日本語の)文章をバラバラに分解してからまた(ポルトガル語、または日本語に)組み立てなおすシステムが構築されていたわけです
それが、いつの頃からか、
短絡というか、①聞く⇒②分析する⇒③翻訳する⇒④話す
の4ステップだったのが、
①聞く⇒②話す
の直結になっちゃった
つまり、回りくどい回路を通さなくても、即、翻訳・通訳できるようになったわけです
まあ、Lobyの脳みそには限度があるので、難しいボキャブラリーなどは、適切な訳を探さなければならない時がありますが。
脳、ブラインの適応性というか、学習&発展というものはスゴイものだと思っています。
あ、そうそう、
今回の仕事は、サンパウロ州のある市の紹介記事みたいなもので、結局二十数ページを三日半くらいで仕上げたのですが、今回、ちょっと苦労したのが各項のタイトル(見出し)。
たとえばこんなものがありました。
(原題)QUALIDADE DE VIDA EXCEPCIONAL.
(直訳)比較なきクォリティライフ
これでは少々おかしいので、
(修正訳)より良い生活を
これでもおかしいので
(最終訳)快適で素敵な生活
となりました。
まあ、これで編集者が納得してくれるかどうか分かりませんが...
(”適”が二回出るもう少し改善の余地あり?)
そしてサブタイトル―
(原題)Um bom lugar para se viver
(直訳)住むのに良いところ
あまりパッとしませんね...
(修正訳)満足できる生活ができる街
市の紹介なのですが、あえて”街”という言葉を使ってみました。
この方が親しみやすいと思ったからです。
だけど、”できる”が二回でて読み苦しい
(最終訳)満足できる生活がおくれる街
かなり以前に、ある人が教えてくれました。
「Lobyさん、記事はタイトル一つで、読者に読む気をもたせれるようなインパクト度がなければいけない」と。
なので、タイトルには気をつかいます。
いろいろタイトル訳の候補をあげてみて、本文を読み、その内容にふさわしいものを選ばなければいけません。
まあ、翻訳なので、あまり原文の意味から離れてもダメなのですが、許容範囲内でなるべく”読む気をさそうような”訳をと心がけています。
と思うでしょうが、なれれば、ご飯を食べるのと同じように普通にできるのです。
まあ、時々、魚のホネが引っかかったり、焦げご飯だったりしますが...
つまり、ふだん皆さんが様々な仕事をやっていて、楽に出来ることがあったり、少し難しいことがあったりするのと変わらないわけです (゜ー゜;)(。_。;)(゜-゜;)(。_。;)ウンウン
ポルトガル語翻訳でもっとも役立つ「現代ポルトガル語辞典」(白水社刊)
人間の脳ってよく出来ているものだと思うのは、学習とか訓練とかによって(プラス経験?)能力を大幅に向上できる可能性をもっていることだと思います。
たとえば自転車。
だれでも最初は何回もころんですり傷をたくさん作りますが、そのうち体がバランスをとる事を覚え、スイスイとサイクリングを楽しめるようになります
Lobyも最初から翻訳の仕事を専門にやろうなんて思っていませんでした。
Lobyの専門はポルトガル語⇔日本語なのですが(英語はからっきしダメです)、翻訳&通訳を始めた頃は頭の中に日本語回路とポルトガル語回路があったみたいで、たとえば、あるポルトガル語の文章を聞いて、それを日本語の文章に訳す場足、その言葉は耳から脳の中に入り、言語中枢まで達し、
日本語→名詞(男性名詞/女性名詞)←ポルトガル語
日本語→単数形/複数形←ポルトガル語
日本語→冠詞←ポルトガル語
日本語→代名詞←ポルトガル語
日本語→(過去形、現在形、未来形)←ポルトガル語
日本語→形容詞←ポルトガル語
_____________________________
日本語→文章構成←ポルトガル語
というようなポルトガル語文章の中の、それぞれの単語に対応する日本語の単語(詞)を見つけ、それを日本語文章に組み立ててから、発声回路を通して日本語で話して(または書いて)いたわけです。(あ~ややこしい)
つまり、頭の中では日本語回路のシナプスとポルトガル語回路のシナプスがそれぞれ別個に独立したものとして存在してあって、聞いた(ポルトガル語、または日本語の)文章をバラバラに分解してからまた(ポルトガル語、または日本語に)組み立てなおすシステムが構築されていたわけです
それが、いつの頃からか、
短絡というか、①聞く⇒②分析する⇒③翻訳する⇒④話す
の4ステップだったのが、
①聞く⇒②話す
の直結になっちゃった
つまり、回りくどい回路を通さなくても、即、翻訳・通訳できるようになったわけです
まあ、Lobyの脳みそには限度があるので、難しいボキャブラリーなどは、適切な訳を探さなければならない時がありますが。
脳、ブラインの適応性というか、学習&発展というものはスゴイものだと思っています。
あ、そうそう、
今回の仕事は、サンパウロ州のある市の紹介記事みたいなもので、結局二十数ページを三日半くらいで仕上げたのですが、今回、ちょっと苦労したのが各項のタイトル(見出し)。
たとえばこんなものがありました。
(原題)QUALIDADE DE VIDA EXCEPCIONAL.
(直訳)比較なきクォリティライフ
これでは少々おかしいので、
(修正訳)より良い生活を
これでもおかしいので
(最終訳)快適で素敵な生活
となりました。
まあ、これで編集者が納得してくれるかどうか分かりませんが...
(”適”が二回出るもう少し改善の余地あり?)
そしてサブタイトル―
(原題)Um bom lugar para se viver
(直訳)住むのに良いところ
あまりパッとしませんね...
(修正訳)満足できる生活ができる街
市の紹介なのですが、あえて”街”という言葉を使ってみました。
この方が親しみやすいと思ったからです。
だけど、”できる”が二回でて読み苦しい
(最終訳)満足できる生活がおくれる街
かなり以前に、ある人が教えてくれました。
「Lobyさん、記事はタイトル一つで、読者に読む気をもたせれるようなインパクト度がなければいけない」と。
なので、タイトルには気をつかいます。
いろいろタイトル訳の候補をあげてみて、本文を読み、その内容にふさわしいものを選ばなければいけません。
まあ、翻訳なので、あまり原文の意味から離れてもダメなのですが、許容範囲内でなるべく”読む気をさそうような”訳をと心がけています。
2010-02-04 20:18
あしあと(11)
コメント(8)
すばらしいですね。わかったような気持ちになりましたが、実はよくわかっておりませんね。なんとなく、外国語だけでなく日本語も大切なんだということだけわかりました。^_^)/
by あんず-M (2010-02-04 23:02)
翻訳がすらすら出来るなんてすごいです(>_<)
私もせめて娘の学校からのレターぐらいはなんとか読めるように頑張ろうと思ってますv
by ばんちゃん (2010-02-05 05:24)
おはようございます。
ん~~~ん やっぱり難しい事は解りません。
by y-tanaka (2010-02-05 05:24)
≫あんずーMさん、どうも難しい事を書いてすみません(^^;;
でも、なんと言っても、基本はやはり日本語ですね^^
≫ばんちゃんさん、若い方はすぐに慣れますよ^^
がんばってください!
≫y-tanakaさん、おはようございます。やはり難しいですか(^^;
≫ニックさん、ご訪問&nice!ありがとうございます!
≫xml_xslさん、ご訪問&nice!ありがとうございます!
by Loby (2010-02-05 09:00)
≫enosanさん、ご訪問&ice!ありがとうございます!
≫okin02さん、ご訪問&ice!ありがとうございます!
by Loby (2010-02-05 21:23)
日本語がある程度通じて、治安が良くて、医療も充実していて、物価が安く、投資先としてブラジル株が右肩上がりであれば、日本の団塊の世代を呼び寄せることができるかもしれません。日本よりも、老齢者に対する福祉環境が整っていることが条件ですが。w (´∀`)ノ
(^ー^)ノシ
by モッズパンツ (2010-02-06 00:26)
私が昔ラジオ英会話を聞いていた時、講師がこう話されました。
英語で話す時、日本語→英語に直してから話しているのではダメ、
英語で考えて英語で話せるようになればいいのだと。
Loby様の翻訳で「回りくどい回路を通さなくても、
即、翻訳・通訳できるようになった」とのお話と同じ内容ですね。
by 青い鳥 (2010-02-06 14:58)
≫モッズパンツさん、今回の翻訳は、”ブラジルに住みに来て下さい”という趣旨の宣伝ではないのです。ちょっと説明不足でしたが、以前にブログで書いたプロジェクトの一環なのですが、今は詳細を書けませんが、そのうちにご説明できると思います (゜ー゜;)(。_。;)(゜-゜;)(。_。;)ウンウン
≫青い鳥さん、どうも回りくどい説明で申し訳ありません。
青い鳥さんのおっしゃっている通りです^^b
by Loby (2010-02-08 20:04)