ブラジル政府、税金の大無駄遣いを決定！

　ブラジル政府は、税金の大無駄遣いを決定したことを発表

去年から、ブラジルは次期空軍戦闘機（FX）選びでかなりもめていた（関連記事）のですが、今回、ルーラ大統領は、FX候補として挙がっていた３機種、サーブ社製グリペンNG（スウェーデン）、ボーイング社製F/Ａ-18スーパーホーネット（米国）、ダッソー社製ラファール（フランス）のうちから、もっとも高額なフランスのラファールを次期戦闘機とすることを正式発表

去年、ルーラ大統領がこのラファールを購入することで、フランスのサウコジ大統領と合意に達したとのニュースが出た時、ブラジル空軍は正式な見解を発表していませんでした。
その後、ブラジル空軍はこの三つのFX候補機の評価を行って、その結果を発表しましたが、それによれば

第一位　サーブ・グリペンNG
第二位　ロッキード・F/A 18スーパー・ホーネット
第三位　ダッソー・ラファール



ブラジル空軍がもっとも相応しいと評価したサーブ・グリペンNG





ロッキード・F/A 18スーパー・ホーネット



ダッソー・ラファール




と明らかにフランス・ダッソー社製戦闘機がほかの2機種より劣っていることがわかります。
それに価格差がメチャ大きい
ブラジル空軍が購入を予定している36機分の価格は、

グリペンNG　＝　60億ドル
F/A 18スーパー・ホーネット＝　77億ドル
ダッソー・ラファール ＝ 102億ドル

サーブ社製グリペンより40億ドル以上高く、しかも空軍が最下位と評価したフランスのラファールの購入決定について、政府は「政治的決定によるもの」と簡単に説明しています。

そんなに簡単な説明で、このような大無駄遣いを説明できるのでしょうか？

為政者ってどこの国でも、汗水たらして税金を納めている国民がなっとく出来るような税金の使い方ってしないようですね...

コメント 7

性能はワタシはよく分からないんですが、ものすご～い価格差には疑問が残りますよね！ついよくない想像がわき上がってきてしまいます。
by あんず-M (2010-02-05 22:25) 

そういえば、ブラジルの仮想敵ってどこなのでしょうか？ｗ　(＾ω＾)ｂ
フランスからは空母をお下がりで獲得していることもあって、断れないくらい軍事的にかなーりパイプが太いということもあるでしょうね。ｗ　(´∀｀)ノ

(＾ー＾)ﾉｼ
by モッズパンツ (2010-02-06 00:33) 

へぇーFX！日本も問題（F22売ってください！←やだよーσ(￣┰￣ )
）になってますが・・・フランスさん、日本への売り込みは端からダメと決め付けてやる気が無いようです。ところがブラジルに対しては違うんですねー＠＠；オドロキ！
by me-co (2010-02-06 01:32) 

≫あんずーＭさん、私も性能差なんてよく分かりませんけど、専門家（空軍）が比較した結果では、スェーデン製が一番ふさわしかったようです。
でも、理屈や道理が通用しないのが政治の世界？

≫モッズパンツさん、難しい問いですね(^^;)
ひょっとしたら、ロシア製の最新型戦闘機を装備しているチャベス大統領の空軍が将来、仮想的敵となることを考えているのかも(^^;

≫me-coさん、日本でももめていますね。
米国議会は、自衛隊の機密保持があまりにも杜撰なのも手伝って、最新兵器を日本に売りたがってないようですね。

≫ばんちゃんさん、ご訪問＆nice!ありがとうございました！


by Loby (2010-02-06 07:46) 

どこの国も、高額な戦闘機の購入には政治的配慮が優先されますね。
確かに無駄遣いなのですが「自分のお金」との認識に
欠けているのが原因かと思われます。
by 青い鳥 (2010-02-06 14:37) 

≫青い鳥さん、税金を納めている国民（市民）は、もう少し税金の使い方を監視して、無駄遣いを見つけたら、声を大にして抗議しなければいけませんね。
by Loby (2010-02-08 20:06) 

≫ゆかさん、ご訪問＆nice!ありがとうございます！


≫okin-02さん、ご訪問＆nice!ありがとうございます！


≫ぼんぼちぼちぼちさん、ご訪問＆nice!ありがとうございます！
by Loby (2010-02-08 20:09)