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犬&ネコのミトコンドリア・イブ [サイエンス]

 今日は5日ぶりくらいに散歩しました。
先週の金曜当たりから色々と忙しくて全然散歩していません[たらーっ(汗)]
昨日は、ショートパンツ&Tシャツに着替えて、いざ散歩!と家を出かけたけど霧雨が降ってきたのでUターン
散歩は中止してしまいました[あせあせ(飛び散る汗)]

知人の方、といっても60半ばのご婦人は、骨粗鬆(関連サイト:骨粗鬆財団日本医師会)対策に毎日1時間ジョギングをしていましたが、彼女は雨の日[雨]はレインコートにゴム長、寒い日[雪]は防寒着を着て、一年365日毎日欠かさずジョギングしていました。
(骨粗鬆対策には十分な量のカルシウムを吸収しなければいけませんけど、ただカルシウム剤を飲むだけではだめで、日光を浴びてカルシウムの吸収に不可欠なビタミンDの活性化が必要なんですよね)
女性って、こんな風に、一度決心したり思い込んだりしたら、徹底的にやりぬく根性をもっているみたいですね(゜ー゜)(。_。)ウンウン 男性も見習わなくては[るんるん]

さて、5日ぶりの散歩、今日はコースを変えて1キロくらいのところにある、新しい住宅用分譲地まで行ってみました。
               
この分譲地は面積が5メートル幅 x 20メートル奥行きの100平方メートルという少々小さめの面積ですが、価格がドルに換算して1万ドル少々と手ごろなので販売開始後2ヶ月ほどで全て(確か1000戸分くらい)完売したようです。

                舗装道路も完備している住宅用分譲地
            loteamento.jpg

              すでにあちこちで家の建設が始まっています
           loteamento1.jpg

有酸素運動になるように早足で40分ほど歩いたので汗をかきます。
ざっと熱いシャワーを浴びて(暖かくて気持ちい~い[いい気分(温泉)]
週刊誌を読んでいたら、犬とネコに関する興味深い話題が。

        caoegato2.jpg

ペットがきらいな人ってほとんどいませんよね。
犬とかネコとか小鳥とか、はたまたハムスターとかイグアナとかヘビとか[あせあせ(飛び散る汗)]
                              iguana.jpg

まあ、イグアナとかヘビとかは例外として、一般的には犬とネコがペットの代表だと思います^^
犬やネコと人間との親密関係(?)は約1万年前くらいに始まったと言われています。
それで現在、人間と一番近い関係にある犬とネコの祖先はどの動物だったのかという研究結果が最近相次いで発表されており、興味深いのでここで紹介しますね。
その研究のベースになったのは、人類の起源が約16~20万年前のアフリカの一女性と推定する根拠となったミトコンドリアDNAの(系統)調査と同じ方法を使って調査したのです。
その調査によると、現在、世界中に2億5千万匹[exclamation×2]いると推定されている犬の祖先は1万4千年~1万1千年前に中国南部で家畜化された狼が祖先で、当時、犬は食料用に飼われていたそうです[たらーっ(汗)]
(だから今でも中国では犬を食べる習慣が残っているのだそうです)
そののち、犬の本能を生かした狩りや番犬として使われるようになったとか。

                       おいしい犬?
              caes.jpg

犬の祖先を調査するために、スウェーデン王立科学アカデミーはアジア、アフリカ、それにヨーロッパで1700匹以上の犬のミトコンドリアDNAを調べ、過去のある一時期に、それも中国南部で特定の狼たちが家畜化されたと結論。その理由として中国南部の犬の遺伝的多様性が他の地域の犬の遺伝的多様性より大きいことを挙げています。
この調査を主導したスウェーデン王立工科大学の生物学者、ピータ・サボライネン氏は「遺伝的多様性が起こるためには一定の時が必要」とその根拠を説明しています (・0・。) ほほーっ

一方、ネコの祖先に関する調査はオックスフォード大学で行われ、約1万2千年年前に肥沃な三日月地帯と呼ばれる、現在のイラク南部・イラク中部、シリア・ヨルダン・イスラエルを含む地帯で、人類が最初に定着し、農業・牧畜を始めた場所として知られているところでリビア・山猫(Felis silvestris lybica)が家畜化されたのが最初だと推定しています。

            人類が最初に農耕・牧畜を始めた“肥沃な三日月地帯”    
488px-Fertile_Crescent_map.png


ここでも犬の調査と同じようにミトコンドリアDNAの研究が行われ、980匹におよぶ山猫、家ネコのミトコンドリアDNAが調べられました。
ネコの家畜化には、他の二つの種の進化が深く関わっており、一つは小麦であり、もう一つが家ネズミの出現です。

それまで狩猟と採取で放浪しながら生存してきた人類は、1万2千年前に中東地域で小麦の栽培を始め定着し始めましたが、せっかく刈り入れ備蓄した小麦を食い荒らす家ネズミに困っていたのを、人間の食べもの残りや家ネズミを探して近寄ってくる山猫を手なずけるようになり、おとなしい山猫が家畜化していったのです。そして犬の場合と同じようにそれ(家畜化は)ある一定の時期に(約1万年前)に特定の場所(肥沃な三日月地帯)で起こっています。
ちなみに、2004年にフランス人考古学者チームによってキプロス島で発見された約9千5百年前の遺跡では、猫の骨は飼い主と思われる人間の骨のそばにあり、すでにこの時代に人間とネコは親しい関係をもっていたことが証明されています(下図)。

           Chipre.jpg

また、なぜ犬の種類はたくさんある(チワワのような小型犬からデンマーク犬のような大型犬まで)のにネコはそれほど違わないのか(差は毛の長さだけ)という質問に関しては、
犬はそれぞれの目的、つまり狩猟用(嗅覚)、競争用(走行)、番犬用(賢さ)、闘犬用(攻撃性)に長年かけて特化されてきたのに対し、ネコはそれほど役に立たない(?)ので特化が少ないためだそうです。
                     
                    cao-gato.jpg

それにしても興味深いのは、人間にせよ、犬猫にせよ、祖先は一つだけだということですね。
これは単なる偶然ではなく、必然的に、進化の過程である時期に遠い未来にまで子孫を残せる“オリジン・マザー”が生まれるということでしょうね...
自然って不思議ですねぇ[ぴかぴか(新しい)]

    
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あしあと 22

コメント 8

pandan

犬と猫そうなんだ〜
by pandan (2009-09-26 06:05) 

Loby

pandanさん、nice&コメントありがとうございます。
犬とネコそうなんですよね〜^^b
by Loby (2009-09-26 06:26) 

enosan

ペットとして犬や猫は好きだがイグアナやヘビを飼う人がいるのはよくわかりません。まぁ好き好きだとは思いますがそれにしてもねー。
by enosan (2009-09-26 09:55) 

Loby

enoさん、nice&コメントありがとうございます。
世の中色々な趣味をもつ人がいますねぇ^^
ペットもワニとか虎などを飼う人もいますね...
by Loby (2009-09-27 08:45) 

青い鳥

私は犬も猫も大好き人間です。
犬と猫の起源、大変興味深く読ませていただきました。
有難うございます。
by 青い鳥 (2009-09-27 09:12) 

Loby

青い鳥さん、nice&コメントありがとうございます。
狼の家畜化の最初の目的が食卓用だったとは驚きましたね><
ネコはもともとネズミ駆除用だったようで安心?
by Loby (2009-09-27 09:44) 

ゆき

わたし…三日坊主です(^^;
持続できるのは…食べることくらい?
by ゆき (2009-09-28 08:10) 

Loby

ゆきさん、おはようございます。
三日坊主?
あぁ、それで北海道旅行も三日で終えたわけですか...(^-^;
でも食べることさえ持続できたら、あとは一日坊主でも
二日坊主でもいいんじゃないですか^^b
by Loby (2009-09-28 21:37) 

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