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Loby、超満員電車でハチャメチャな目に合う [日記]

  今日は仕事の用事でサンパウロ市へ。
サンパウロ市では、あまりにもクルマの数が多いため、少しでも市内を走る台数を減らそうとクルマのプレートナンバーの最後の数字で市内を走れない日を設定しています。 ナンバーの最後の数字が1、2は月曜がだめで、3、4は火曜、5、6は水曜、7、8が木曜で9、0が金曜です。

Lobyの愛車のプレートナンバーの最後の数字は9なので金曜はサンパウロ市内を走れません。 もし走ると罰金を課せられるのです。もっとも違反とされる時間帯があり、ちょうどラッシュアワーに合わせているので、その時間帯前かあとに走る分には問題はありませんけど、そんな通常外の時間帯に出勤する者は少ないので結構結果が出ているようです。

クルマがダメとなれば残るのはバスか電車しかありません。
うちの奥さんは「電車にしなさいよ。料金は安いし、最近は保安的にも良くなっているそうよ」とアドバイスしてくれるので、久しぶりに電車に乗って行くことにしました。
        【サンパウロの電車。 料金は安いけど...^_^; 】
         

料金は確かに安いです。 約1ドル相当で50キロ乗れるのだから安いのは安い。
ただ、欠点は急行がないこと。

ブラジルは世界でもめずらしい鉄道が発達してない国なのですが(以前にも書きましたね)、サンパウロ市近郊の、いわゆるベッドタウンと呼ばれる市町などから通勤する人たちに対して、ここまで公共輸送手段が遅れているのは特筆もの(?)でしょう。 1日に120万人以上の利用者がある鉄道線で、どういう改善計画を立てたら、このような旧態然な鉄道システムが存続するのか考えることもできませんが、各駅停車のすご~く時間がかかる鉄道なのです。

まあ、Lobyがすんでいる町は幸か不幸か始発駅なので、AM6時半という早い時間は空いているのでシートに座れます。 まあシートといってもグラスファイバーの硬いシートなんですけど。。。
で、これもおかしいのは30分ほど乗ると、必ず乗り換えをしなければならない。
その駅から他の分岐線が出ているわけでもないのに、そこの町からの利用客が多いという理由だけで電車を乗り換えるのです。どうもここのあたりの発想法というか、解決法がわかりませんね。

その乗換駅に着き、電車を待っていると「ご利用者のみなさま。技術的トラブルのため、電車の発車間隔が延びています。」とアナウンスし始めました^_^;
5分待ち、10分待ち、「ご利用者のみなさま... 」というアナウンスをひっきりなしに聞きながら30分たちました。 駅には次から次へと列車が乗客を乗せて到着し、プラットホームは黒山のようにいっぱいになりました。 電車料金は安いので、こちらでは低収入労働者の利養が圧倒的に多いのです。Lobyのようにスーツを着てネクタイを締めている人間なんてあまりいません^_^; そんな人たちは、ほとんどマイカーで出勤するのです。 ナンバープレートの問題で自分の車が使えない日は友人の車に乗せてもらったりして、うまく問題を解決しています。

40分ほど待った時、サンパウロ市行き電車が到着。 プラットホームで待っていた黒山の人たちが一斉に血相を変えてなだれのように突入していきました。
Lobyは少し後ろの方だったので乗れません^_^;
次に来る電車を待つことにしました。

その間にもさらにプラットホームは人が増えていきます。
今度は電車のドアの位置近くで待機。 電車がやって来ました。 そばにいた親切な人が「気をつけないと押し倒されますよ」と忠告してくれましたσ(^_^;)アセアセ...
電車がすべるようにプラットフォームに入ってきて停車。ドアが開くか開かないかのうちに、もう怒涛のようにハチャメチャに電車の中に押し込まれ反対側のドア近くまで一気に 行きました。 もう、下げていたかばんはもぎ取られそうでスーツが破られても不思議ではない勢いでした。
電車の中で、もう少しで反対側の壁に押し付けられそうになっても(壁際にすでに人がいたのでそれは避けれました)、まだ入ってくるのでギューギュー押し付けられます。 みんな仕事に遅れているから必死なのです。 仕事に遅れるということはヘタをすると解雇の理由にもなりかねませんので死活問題なのです。血相を変えて電車の中に強引に入ろうとするわけが分かるというものです(゜ー゜)(。_。)ウンウン

ギューギュー、ギューギュー押し付けられ、これ以上押し付けられると人間スルメが大量生産される、と悲壮な覚悟をしたころドアが閉まりました。
ヤレヤレ、と思ったのもつかの間、ドアが閉まったのはいいけど、今度は電車がスタートしない。 ヾ(--;)ぉぃぉぃ
結局、電車が走り始めたのは20分ほどたってからでした。
この日はアンラッキーな日だったらしく、Lobyの近くに口臭のある人(男性)がいました。 ギューギュー詰めで汗の匂い充満、その上、口臭をひっきりなしに嗅がされてはもうイキジゴク(生き地獄)!

30分ほど生き地獄を体験したあと、地下鉄に乗り換え。C=(^◇^ ; ホッ!
しわくちゃになって目的地に着いたのは、予定時間を1時間オーバーした時刻でした。 あ~、しんどかった σ(^_^;)アセアセ...


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