年末だ、ボーナスの時期だ、増税の時期だ？：.：So-netブログ

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年末だ、ボーナスの時期だ、増税の時期だ？　[好奇心＆ニュース] [編集]

　ブラジルは20年ぶりとかいう不景気、インフレ再燃、うなぎ上りの失業率と

踏んだり蹴ったりの１年でしたが、そうれでも何とか年末のボーナスやクリスマスなどで

少しでも楽しい年末年始を過ごそうと考えていたブラジル人たちですが…

突然、　寝耳に水

の政府発表にびっくり仰天

なんと、スマホやタブレット、PC、ノートブックなどに課せられる税金が10パーセント上げられたからです。

”なんだ、たった10パーセントか”

なんて思わないでください。

日本でもそうですが、ブラジルでもスマホの人気はすごく、毎年5千万台ほど売れています。

中でも売れ筋ナンバーワンはやはりアップルのiPhone。

日本でのiPhone端末機（64GB)価格は10万円ほど。ブラジルでも同機種は円に換算して10万円ほど。

”なんだ、同じ価格か”

と思わないでください。

だって、日本ではiPhoneは月に20万円稼ぐ人なら半月分の給料で買えますけど、

ブラジルではふつうのサラリーマンの給料は月300ドル程度。

つまり、4ヶ月分くらい給料を貯めないと買えない値段なんです。

ざっと計算して日本の8倍ですね。

ちなみに、ブラジル電気通信庁（Anatel）の発表によれば、今年10月末の時点で、ブラジルには2億7千万台のケータイ、スマホがあるそうで、これはブラジル人一人あたり1.4台ほどケータイ or スマホを所有していることになります

　”なので、今年の年末は新しい（スマホの）機種を…”

と思っていたブラジル人はかなりいたはず。

それに加えて

ウィスキーなどの蒸留酒とワインの税金も、

それぞれ 30％と 10% 上がることになりました

Lobyはウィスキーは飲まないのでいいのですが、

ワインの値上げ

は困ります…

Lobyの好きなメルローワイン

それもこれも、現職＆前大統領、および与党の関係が疑われている、ブラジル史上最大の汚職事件（ペトロブラス汚職事件）が原因となった、政府ならび公社の投資縮小、政府の信頼失墜、その影響として海外からの投資激減、その結果としての（25年ぶりの）景気後退（マイナス成長）、失業率増加、政権支持率低下（一ケタ台）と、どんどん負のスパイラルが大きくなっているためです。

好景気だったときにあまりにも拡大しすぎたムダ（余剰人員、税金の無駄遣いなど）をいままで放置してきたせいで、不景気になり税収が減ると、支出は相変わらず大きいのに税収は減る。すると、あの手この手で税収を増やそうとしているのですが、そのしわ寄せを一番多く受けるのが一般市民なんですよね…

ブラジルにはこのような『税金メーター』と呼ばれる、その時点までにいくら政府が税金を徴収したかを見れる電子掲示板があります。予測では、年末までに5千億ドルの税金をブラジル人は払うそうです

ムダな人員の典型的な例は、現政権に変わってから、政府が管轄する連邦貯蓄銀行の例があります。
以前の政権時代は、その銀行は一人の頭取と二人の副頭取という体制だったのが、現政権になってからは、副頭取が何と30人以上に増えたのです。
一事が万事、こんな状態ですので、いかにムダに国民の税金を使っているかがわかろうと言うものです。

めでたさもも中くらいなりおらがクリスマス