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セーラ・ガウーシャ旅行 【その八】 ベント・ゴンサルベス&ガルバルディ [日記]

セーラガウーシャ旅行記、今回はベント・ゴンサルベスとガリバルディの町の紹介です。

ベント・ゴンサルベスで有名なのは、これ。

ベントゴンサルベス機関車

 

そう、鉄道ファンなら涎を流しそうなSLが走っているのです!

区間はベント・ゴンサルベス市からガリバルディ市を通って、カルロス・バルボーザ市までの23Km。

それを一時間半ほどかかって走ります(鈍行列車ですね)。

紫陽花 満開の時期に走るSL (サイトより)

ベントゴンサルベス



ベント・ゴンサルベスの入り口には、ワインの貯蔵タルみたいなモノがあります。

『ワインの産地、ベントゴンサルベスへようこそ!』

ベントゴンサルベス入り口

 

こちらはLobyがバスの中から撮影したもの
ベントゴンサルベス入り口Loby

しかし…

ベント・ゴンサルベスのSL出発駅に到着してみると…

な、なんと蒸気機関車は”休暇中”でした[ふらふら]


ベントゴンサルベス車庫

訪問した時期は、観光ラッシュ時(冬休み時期や年末年始時期)でない、観光客が少ない時期だったので、運行休止中だったのです。
そんな情報は、前もって調べればわかることなのですけど、ブラジル最大の旅行会社のバスツアーと言えどもこんないい加減なものなのです。

すべてが大らかな国なので、SLに乗れなくても誰も文句はいいません。だって、セーラ・ガウーシャ旅行の観光案内にも”SLの旅を楽しめます♪”なんて謳ってないのですから、「騙された!」なんていうこともできません。

 

ベントゴンサルベス車庫1

 

駅舎の近くの原っぱにも年代物のSLがありました
ベントゴンサルベスSL

ベント・ゴンサルベスからガリバルディのを通ってカルロスバルボーザまでの鉄道

大きな地図で見る

 

ベント・ゴンサルベス町について少し説明します。
人口は10万人、面積は382平方メートル、海抜690メートルのところにあります。
住民はイタリア系、ポルトガル系、ドイツ系、それにポーランド系の移民の子孫が多いようです

ベントゴンサルベスの市旗と紋章
ガリバルジ紋章 ベントゴンサルベス旗

 

SLには乗れませんでしたけど、『イタリア移民叙事詩館』なるものを見学しました。

ベントゴンサルベス・イタリア館

本館に入るまでのロードには移民時代の服装が。

イタリア歴史館

シアターみたいな感じの本館入り口

  イタリア歴史館1

中はこんな感じです。まるでオペラのような演出。


イタリア歴史館2


イタリア歴史館3


次に向かったのはおとなりのガリバルディの町。

ガリバルディ町について少し説明します。
人口は3万人、面積は167平方メートル、海抜617メートルのところにあります。
同じく、イタリア系、ポルトガル系、ドイツ系の移民の子孫が多い町です

ガリバルディの町旗と紋章
ガリバルジ紋章 ガリバルジ市旗


       ガリバルディ町の入り口(サイトより)
ガリバルジ


ちなみに、ガリバルディの名前は、イタリア統一で戦ったジュゼッペ・ガリバルディの名前からつけられたもので、1834年、ガリバルディはピエモンテの共和制を求める反乱に参加したが失敗し、フランスに亡命し、その後チュニジアに滞在したあと、1836年にイタリア移民がいたブラジルまで逃亡して来たものです。

ブラジルでガリバルディは羊飼いの娘、アニータと出会い恋に落ちいり、1842年に結婚しています。その後ブラジル南部のリオ・グランデ・ド・スル州の独立戦争に義勇兵として参加。この独立戦争はあとのブラジルの独立へ大きな影響をあたえることになりました。ベント・ゴンサルベスはガリバルディがこの時期に知り合った軍人で、『南リオ・グランデ・ド・スル共和国』の初代大統領となりました。

この『南リオ・グランデ・ド・スル共和国』は、国の分裂を許容しなかったブラジル帝国軍の度重なる攻撃により、10年しかもちませんでした。 ちなみに、ガリバルディは1848年にアニータを連れてイタリア本国へ帰って、イタリア統一戦に身を投じることになります。アニータはこの時の戦いで戦死しますが、彼女の名をつけた資料館がガリバルディの町にあります。

アニータ・ガリバルディ資料館
アニータガリバルディ資料館

ガリバウディには、『サンタクロース・ランド』というテーマパークもありましたが、ここは写真だけで入りませんでした[たらーっ(汗)] (サンタクロースなんて、あまりにも子供っぽいテーマなので興味が沸かなかったのです)

 

P1010187(1).JPG


    サンタクロース・ランド前にあった真っ赤なクラッシックカー。サンタさんの乗り物?
Garibaldi.JPG

 



     昼食をとったシュラスコ・レストラン “Colonia” ビッフェ式です。P1010346(1).JPG

  

        レストランで食事する旅行グループの人たち。旅行中にみんな友達になりました[わーい(嬉しい顔)][手(チョキ)]

P1010347(1).JPG


 


これはフランスで19世紀(?)に駅から飛び出した汽車のレプリカだそうです(ガリバルディ)
P1010182.JPG

 

今日もご訪問有難うございます♪
 
lobo.gif

 
 
今日のおまけ
 
 性懲りもなく、カーニバルのムーザ(美女)、Part 5 です
 
見飽きた方はスルーしてください… [あせあせ(飛び散る汗)]

ムーザ116



ムーザ117


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ムーザ122





ムーザ123



ムーザ124


ムーザ125



 




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あしあと 98

コメント 8

ackylacky

 写真を見ているとブラジルに行きたくなります。
町も美女も見てみたいです。
私は、ケーナという南米の笛を吹いているので、死ぬまでに一度は南米を旅してみたいと思っているのです。
by ackylacky (2013-03-03 07:45) 

まあ

23kmものSL鉄道の旅はのんびりと楽しめそうですね。
今回は“SL休暇中”で乗れなかったとしても、はじめから謳っていない“観光案内”には脱帽ものですw 日本でならここは落とせない“うたい文句”かもしれませんね(笑) 謳ってたならアメリカでは訴訟問題に発展すること間違いなしです(汗) すべてが大らかというのは日本では失いかけてるものかもしれません。
それにしても…おまけ画像、ほとんど“裸”ですね♪


by まあ (2013-03-03 10:35) 

heroherosr

見飽きたなんてとんでもない、おまけ大好きですよ。
by heroherosr (2013-03-03 17:02) 

駅員3

今日のおまけの写真に釘付けになってしまいました(^^)
by 駅員3 (2013-03-03 18:55) 

moz

SL休暇中だったんですね・・・ ^^;
それは残念です。でも、大らかなお国柄、誰も文句は言わず 笑
アジサイの頃のSL 被写体にすごくいいですね。是非、今度、もう一度チャレンジしてみてください。
by moz (2013-03-04 05:53) 

Loby

>ackylackyさん、いつか是非、南米旅行に来ていただきたいです。 欧米やアジアとは違った魅力があると思います^^b

>まあさん、1時間半とは、まったくの鈍行ですが、たまにはこんなのんびり鉄道もいいと思います。残念なのは”休暇中”だったこと。
 旅行社もパンフレットにはSLを宣伝していないので文句の言いようもありません^^;

>heroherosrさん、おまけを応援していただき、有難うございます^^;

>駅員3もおまけファンになりましたか?

>mozさん、まったく残念でした。
 あの地方は、紫陽花の時期がとてもきれいだそうです。
 私たちが旅行したときは、開花時期の少し前だったようです。
 そういう情報もなかったので、次回はちゃんと情報を仕入れてから旅行しなければ。


by Loby (2013-03-04 10:08) 

momiji

珍しいものばかりですね。
他民族の国家がお互いの文化を尊重してるのかも知れません。
by momiji (2013-03-04 22:35) 

Loby

>momijiさん、そうですね。
 ブラジルは人種差別とか、民族間闘争などがない国ですので、みんなおたがいを尊重して仲良く暮らしています♪

by Loby (2013-03-05 20:26) 

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