日本人の”食”の知恵 [健康]
先日、ブラジル最大の民放TV局が『日本人の長寿の秘密』と題して特集レポート番組を放送しました。
なかなか興味深い内容でしたが、日本人であるLobyも知らないことがあってたいへん勉強になりました。
このレポート番組の内容は、同TV局のサイトで動画として観れますのでご関心ある方はこちらからどうぞ。動画を拡大して観るとブラジルで放送された通りに観れます。ただし、解説は当然ポルトガル語ですのであしからず。
この特集レポート番組『日本人の長寿の秘密』で紹介されたのは、日本人が世界一の長寿だということと。
まあ、これは日本人なら誰でも知っていることですが、その長生きで健康的な生活(でなければ意味がありませんからね)を可能としているものの一つは大豆を主とした食事、つまり豆腐、ナットウ、味噌にあるということです。この大豆の接収量の多さは良質な植物性たんぱく質を取り入れれるというメリットのほかに、女性の場合は、欧米(ブラジルも含む)などの女性が更年期以降に必ずと言ってよいほど補充するエストロゲン(女性ホルモン)を日本の女性はほとんど必要としないということだそうです。その理由は、大豆に含まれるイソフラボンが更年期障害に効果があるからだそうです(男性にどのような効果があるのかについては何も説明ありませんでしたけど…)。
また、味噌の効用について興味深い実験の結果を紹介。
名古屋市立大大学院の岡嶋研二教授、原田直明准教授たちのグループが行った実験によれば、味噌を食べさせたマウスは学習能力が向上したそうです。もっともこの実験で食べさせた味噌は普通の味噌ではなく「八丁味噌」と呼ばれる、米麹や麦麹を用いず大豆のみから作られる豆味噌の一種で、なんでも二年寝かせる味噌だそうです。戦国時代にはかの徳川家康も八丁味噌で作った毎日味噌汁を食べて長生きをしたそうです。味噌の効用
レポート番組では昇地三郎さんが毎朝、豆腐とわかめのたっぷり入った味噌汁を食べているところを見せていましたが、昇地三郎さんは、広島で被爆したそうですが味噌療法で放射能後遺症もなく健康に過ごすことができたそうです。つまり、味噌には放射能を排出する作用もあるのです。
それにプラスして、カルシウムをふんだんに含む海藻類の摂取、塩気が少なく色とりどり(有色野菜がふんだんにある)のおかず。栄養学的に見ても、医学的に見てもまったく健康食です。そして毎日適度の運動をして元気に仕事をする
昇地三郎さんは、インタビューで「食べ物は少量をよく咀嚼(30回噛む!)して食べるのが健康の秘訣」とおっしゃっていますが、まったくその通りですね
103歳でなお壮健な昇地三郎さん
日本食はブラジルでも大ブームですが、この特集番組を観たブラジル人たち(とくに中高年の女性?)は日本食レストランにさらに頻繁に通い先を争って豆腐入りの「味噌汁」を注文するかも知れませんね。
なかなか興味深い内容でしたが、日本人であるLobyも知らないことがあってたいへん勉強になりました。
このレポート番組の内容は、同TV局のサイトで動画として観れますのでご関心ある方はこちらからどうぞ。動画を拡大して観るとブラジルで放送された通りに観れます。ただし、解説は当然ポルトガル語ですのであしからず。
この特集レポート番組『日本人の長寿の秘密』で紹介されたのは、日本人が世界一の長寿だということと。
まあ、これは日本人なら誰でも知っていることですが、その長生きで健康的な生活(でなければ意味がありませんからね)を可能としているものの一つは大豆を主とした食事、つまり豆腐、ナットウ、味噌にあるということです。この大豆の接収量の多さは良質な植物性たんぱく質を取り入れれるというメリットのほかに、女性の場合は、欧米(ブラジルも含む)などの女性が更年期以降に必ずと言ってよいほど補充するエストロゲン(女性ホルモン)を日本の女性はほとんど必要としないということだそうです。その理由は、大豆に含まれるイソフラボンが更年期障害に効果があるからだそうです(男性にどのような効果があるのかについては何も説明ありませんでしたけど…)。
また、味噌の効用について興味深い実験の結果を紹介。
名古屋市立大大学院の岡嶋研二教授、原田直明准教授たちのグループが行った実験によれば、味噌を食べさせたマウスは学習能力が向上したそうです。もっともこの実験で食べさせた味噌は普通の味噌ではなく「八丁味噌」と呼ばれる、米麹や麦麹を用いず大豆のみから作られる豆味噌の一種で、なんでも二年寝かせる味噌だそうです。戦国時代にはかの徳川家康も八丁味噌で作った毎日味噌汁を食べて長生きをしたそうです。味噌の効用
レポート番組では昇地三郎さんが毎朝、豆腐とわかめのたっぷり入った味噌汁を食べているところを見せていましたが、昇地三郎さんは、広島で被爆したそうですが味噌療法で放射能後遺症もなく健康に過ごすことができたそうです。つまり、味噌には放射能を排出する作用もあるのです。
学習能力が向上すると言われる八丁味噌
昔ながらの製造法で作られる八丁味噌
それにプラスして、カルシウムをふんだんに含む海藻類の摂取、塩気が少なく色とりどり(有色野菜がふんだんにある)のおかず。栄養学的に見ても、医学的に見てもまったく健康食です。そして毎日適度の運動をして元気に仕事をする
昇地三郎さんは、インタビューで「食べ物は少量をよく咀嚼(30回噛む!)して食べるのが健康の秘訣」とおっしゃっていますが、まったくその通りですね
103歳でなお壮健な昇地三郎さん
日本食はブラジルでも大ブームですが、この特集番組を観たブラジル人たち(とくに中高年の女性?)は日本食レストランにさらに頻繁に通い先を争って豆腐入りの「味噌汁」を注文するかも知れませんね。
2009-12-07 11:05
あしあと(11)
コメント(10)
トラックバック(0)
もうね。年齢を重ねるにつれて、和食の良さが身にしみますますね。w
(^ω^)b
一昨年、昨年と、米国を中心とするバイオエタノール生産の影響で、穀物高騰があり、大豆畑をより収益の多いトウモロコシ畑に転換する動きがありました。そのあおりを受けて、大豆も高騰していたわけですが、日本の商社は大豆の安定供給を目指して、アルゼンチンなど南米の日系農家と契約する動きがあったようです。今は何とか落ち着いておりますが、食糧危機がまたいつ起こるかは分かりません。日本はもっと自給率を向上させる必要がありますね。w (´∀`)ノ
(^ー^)ノシ
by モッズパンツ (2009-12-07 23:07)
おはようございます。
義父、88歳で買い物は車で行きます。
(隣には80歳の相方が乗ってます)
目も良いし、歯も丈夫(御煎餅はかたいのが大好きです)
by y-tanaka (2009-12-08 05:33)
sorasora、ご訪問&niceありがとうございます。
あんずーMさん、ご訪問&niceありがとうございます。
by Loby (2009-12-08 09:13)
モッズパンツさん、まだお若いのになにをおっしゃいます(^-^;
和食はなんといっても一番合いますね(゜ー゜)(。_。)ウンウン
(たまにはアブラジュージューのビーフもいいけど...)
米国のトウモロコシ・エタノールは愚策ですね。
食料を植える面積を減らしてエタノール生産するなんて間違っています。
世界にはまだ飢餓状態の人間がたくさんいるんですから。
by Loby (2009-12-08 09:17)
y-tanakaさん、お元気なお義父さん&お義母さんですね^^
目も歯も頭もしっかりしておられるようで、これならお二人そろって
100歳を越されるかも♪
by Loby (2009-12-08 09:20)
味噌大好き人間にとっては嬉しいお話です、
私が作るみそ汁は、いつも具沢山、色々な野菜をたっぷり入れます。
寒い季節には豚汁や牡蠣の土手鍋もいいですね。
身体が温まります。
by 青い鳥 (2009-12-08 18:08)
こんばんは。
私は大叔母がアメリカに嫁いでいってるのですけど、
アメリカでも日本食はヘルシーフードとして人気があり、
日本の食材を手に入れるのには困らないと言ってました。
むしろ現代日本人の方がみそ汁とか飲んでないような気が
します^^;
私は大豆製品が大好きでとても沢山食べるので、更年期が
きても、それ以降心配ないかな?(笑)
by ゆか (2009-12-08 20:06)
青い鳥さん、味噌汁はLoby家でも食卓に欠かせません^^b
白ごはんに味噌汁は何十年たべても飽きませんね。
豚汁は子どもたちも大好きです♪
by Loby (2009-12-09 02:46)
ゆかさん、アメリカではブラジルより先に寿司刺身がブームになっていましたので、豆腐、味噌汁などのジャパニーズ・フードもおそらくこちらより先に取り入れていると思います。
先日のTVの特集番組でも、最近のヤングたちはあまり日本食を食べないといっていました。ファーストフード世代の特徴でしょうね。
by Loby (2009-12-09 02:50)
ともゆきさん、ご訪問&niceありがとうございます。
ゆきさん、ご訪問&niceありがとうございます。
広島ピアノさん、ご訪問&niceありがとうございます。
enosanさん、ご訪問&niceありがとうございます。
by Loby (2009-12-09 02:58)