真夏のお正月 その①

　この時間、日本はすでに正月ですが、１２時間時差、いや、サマータイムの１時間を入れて１３時間の時差のあるブラジルではまだ大晦日の夕方です。
おまけに南半球だから当然のように真夏(^^;;

今朝は７時半ころに鏡餅を買うために町の日本食料品店に行きましたが、この時間でも小さな店の中は入りきれないくらい日本人＆日系人のお客さんでごった返し^_^;
このMというお店は摩訶不思議なことに、先代のおばあちゃんがお店を切り盛りしていた頃から大繁盛している店で、人口３０万とも４０万とも言われるこの市で唯一長続きしている日本食料品店なのです。
店の面積はせいぜい５メートルの１０メートルくらいでそこに５０人以上のお客さんが餅や寿司などの正月料理やそれを作る材料を買いに一斉に押しかけるのですから、その混みようは想像できるというものです。

M市はサンパウロ市近郊ではもっとも日系人が多いところで、市民の１割以上が日系人と推定されています。当然のように、それらの日系人の食の要求を満たすために、昔から日本食料品店は数店あったのですが、M食料品店以外はどれも長続きせずに数年で店をたたんでしまったり、商売替えをしたりで、結局、昔も今も人気があるのはMさんの店だけなのです。
面白いことに、そのMの一軒隣には数年前から同じような日本食料品店が開店しているのですが、値段などもあまり変わりないと思うのですが、こちらは閑古鳥が鳴いている、と言ってはその店のオーナーに悪いけど、まったくそのとおりなのです。今朝もMはちょっと店に入れないくらいお客さんであふれていたのですけど、その一軒となりの店はガラ～ン...　一人か二人お客らしい人がいただけ。

　　　　　　　　　　　　

まあ、日本食料品店の話しはこれくらいにして、さて、Loby家の正月は毎年同じようなことの繰り返し―　そのうち伝統になるでしょうね―　まず、晦日には一応掃除をして、正月の用意をします。親類、友人たちが集まってシュラスコ（ブラジル式バーベキュー）をメーンにご馳走を昼食に食べるわけですが、その用意です。　これが結構忙しいσ(^_^;)ｱｾｱｾ...
肉、腸詰ソーセージ、鶏肉などのシュラスコの材料を買い、それに加えてフルーツや巻き寿司や各種のコロッケを買ったり注文したり。　それにみんなに絶対的な人気のある、Lobyの奥さんが作る『混ぜご飯（椎茸、人参、牛蒡、鞘インゲンなどを刻んだのが入ったもの）』。これも今日作ります。

　　　　　　　　

　　　　　　　　　　

正月シュラスコの場所は、いつも２階のベランダ。
ここはLoby家の住人のお気に入りの場所で、4ｘ7メートルほどあり、３面がガラス張りなので寒い時でも雨が降る時でも大丈夫。暑い時はスライドするガラスを明ければ風通しが良くなるので問題なし。
で、Lobyは週末に新聞や本を読んだりしていますし、奥さんは涼しくて明るいところなのでよくアイロンをかけているみたい(^_^)v

ちょっと狭いようだけど、２階のベランダでの昼食はLoby家の正月の伝統となっているのです。
こんな時のために脚を折りたためる長方形のテーブルを2つ置いてあるので、14、５人は楽に食卓を囲めます(^_^)v

　　　　　　　　　　　
　

コメント 3

あけまして、おめでとうございます。
本年も宜しくおねがいします。
今日の北総は、晴天です。
by krause (2008-01-01 07:56) 

lobbyさん

Feliz Ano Novo!
真夏のお正月ですね！懐かしく、羨ましくおもいます。
私も小さい頃から汗かきながらお正月の準備を母親とやっていました。年末になると大量に小豆を買い、あんこ作りから始まり、饅頭を蒸したり、焼いたりしていました。

大晦日になると朝早くからおばあっちゃんちに集合、餅つきをやってまた夜にお煮染め、巻き寿司を持って行って親戚４〜５０人でパーティーをしていました。
長いテーブルを何個かくっつけて御ちそうが勢揃い！
それぞれの家族が持ち寄りしたものが子どもだった私には凄く豪華に見えていました。
もちろんシュラスコもsalgadinhoもありブラジルらしい”日本人のお正月”でしたね．．．

あ〜なつかしい！！

lobbyさん、ご家族と楽しいお正月をお過ごし下さい！
by cafe tres kazue (2008-01-01 09:36) 

Krauseさん、明けましておめでとうございます。
今年の正月はあまり暑くなくて助かりました(^_^)v
日本は寒いのでしょうね。
今年もよろしくお願いしま～す<(_ _)>

Kazueさん、Feliz Ano Novo!
Kazueさんのお母さんもあんこや饅頭を手作りしていたんですねぇ...
うちの母も昔は正月に羊羹などを手作りしていました。
一度は寒天を入れすぎてコチコチ羊羹が出来たりして...
今ではなつかしい思い出です(^_^)v
「長いテーブルを何個かくっつけてテーブルの上にはご馳走いっぱい...」
これもなつかしい風景ですね。
Loby家ではせいぜいテーブル二つですが、それでもご馳走の数では昔に負けませんσ(^_^;)ｱｾｱｾ...
子供にとってはお正月はご馳走をお腹いっぱい食べれる良い非難ですよねぇ
だから生涯忘れない♪
by Loby (2008-01-03 01:35)