スポーツ大国には程遠いブラジル? [日記]
昨日からようやく雨は止んだものの、結構寒い日が続いています。
この時期でこんな寒さは十数年間なかったのでは?
日中でも外を歩くと風が冷たく、まるで霜でも降りるような寒さです。
明日、土曜の最高気温は12度、最低は7度とか予報で言ってましたから、サンパウロではおそらく今月最低の気温では?
話し変わって、パンアメリカ大会、いよいよ今週末で終わりですが、一位の米国(金86、銀73、銅45、合計204個)には逆立ちしても勝てませんが、ブラジルチームは、二位のキューバ(金43、銀、29、銅35、合計107個)に肉薄する好成績です(金40、銀36、銅54、合計130個)。
米州で行われるスポーツ競技で(米国を除いて)キューバーが強いのは当然のようなものですが、それにしてもブラジルの成長ぶりは目を見張るほどです(^_^)v
それにしてもキューバーや中国のように、国家が国威掲揚のために大きな投資をスポーツにする国がオリンピックなどの競技大会で好成績を上げるのは当たり前ですが、ブラジル政府は残念ながらスズメの涙ほどくらいしかスポーツに投資しません。 まあ、世界的レベルにあり有名なバレーボールチームとか、室内サッカーなどのチームには、ブラジル政府に代わってブラジル銀行などがスポンサーになって後援をしているようですが、ほとんど無名に近い陸上競技の選手たちはそれぞれがスポンサーを探して生活資金を得たり、大会参加資金を得たりしているようです。
これが水泳とか、馬術競技などになると話は別で、これはおそらく先に述べたスポーツを国威掲揚の目的に使う国は別として、西欧や日本あたりでも同じと思いますが、少々生活水準が高くないと普段から親しめないスポーツなので、ブラジルでも例外ではなく、ほとんど中流階級出のヤングたちが参加を独占しているみたいです。
今日もTVのパンアメリカ大会特集で、銀メダルをとった男子選手をインタビューしていたのですが、彼は貧しい生活をしているため、競技大会に出場するために必要なお金は友人たちがカンパしたりして協力してくれたのでここまで来れた、と語っていました。
オリンピックとかパン大会などの競技大会では、必ずといっていいほど選手の感動的なエピソードが話題になるものですが、パン大会が始まってすぐにブラジル人を感動させたのが、ジャデ・バルボーザ(Jade Barbosa)という16歳の体操選手。
最初に出場した団体競技(初出場)では、緊張のあまり競技の最後で失敗をしたため惜しくも銀メダルになってしまいましたが、その二日後の個人競技では跳馬を見事にこなし金メダルを獲得し、競技場を埋めた観衆から大拍手と祝福を受けました(^_^)v
まあ、こんな大規模な競技大会に出る時にプレッシャーを感じるのはどこの誰でもおなじですよね。。。
【最初の団体競技で銀メダルをとったジャデ選手(左端)】
【個人競技で見事に金メダルをとったジャデ選手】
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