時速100頁 [ブック]
本の虫:『本が非常に好きで読書ばかりしているような人』、『本を四六時中読み漁っている人』などという意味で使われる表現。『虫』という日本語には『一つの事に熱中する人』という意味が含まれている。 (ピクシブ百科事典より)
小さいころから体育はまったくダメ、運動神経果てしなくゼロに近いLobyです。
その代わり(?)、小さい頃から本の虫 でした。
日本では 本は比較的安いのですが、ブラジルではけっこう高い。
というか、こちらの給料が安すぎるのでしょうね。
ちなみに、日本の本は物価的感覚で日本の8倍します
まあ、日本の働き盛りのサラリーマン諸氏はどうか知りませんけど、
Lobyも一生懸命に家族を支えなければならないころは、好きな本とかマンガとか読むヒマもあまりなかったし、週末や休日はどこそこにでかけたり、家族と旅行したりで趣味にふけっているヒマもありあせんでしたけど、定年間近の現在は、あのころの反動というか、趣味の読書にはまりつつあります…
そして本好きなら、やはり本は買いたい、揃えたいですよね
本は揃えたい…
それもちゃんとしたフィジカルな、紙の本を揃えたいのです。
今は電子書籍なんてあって、Lobyもときたま購入しますけど、やはり昔の人間だからか、
本棚に買った本を置いておきたいのです。
それに、紙の本だたったら(大事に読んでくれる)友人などに貸してあげることもできるし…
最近は下の写真のような本を購入しました。
先月、日本に行った生徒がいて、たのんで買ってきてもらいました。
上のような本も好きですが、ライトノベルとか言われて若者たちに人気のある本(やマンガ&アニメ)も好きです。
って、”ライトノベル”とかカッコつけちゃっているけど、一昔前のSFの1ジャンルじゃん、コレ
まあ、Lobyって比較的に脳はフレキシブルなので、”ライトノベル”って聞いたって先入観でもって”眉をひそめた”りなどはしませんし。
ふつうのSF小説の設定が少し変わっているだけと思えばいいのです。
つまり
ということで、主人公とそれが活躍する世界が若干違うだけなのです。
SF小説の中に秀作、名作があるように、当然、ライトノベルの中にも秀作・名作があります。
Lobyが”これはいいな~♪”と気に入っている作品の一つが『物語シリーズ』(西尾維新)。
アニメは全部見たけど、小説はまだ読んでいません。
アニメはけっこう面白いんだけど、アニメのストリー構成はプロローグをすっ飛ばして、いきなり『化物語』からはじまり、ついで『偽物語』、『猫物語(黒)』、(以下、セカンドシーズン)『憑物語』、『終物語』、『暦物語』となって、プロローグの『傷物語』のアニメはようやく2016年1月に『傷物語・鉄血編I』(小説『傷物語』の3分の1?)が発表されただけ。
なので、『物語シリーズ』ファンとしては、どうしても、
”そもそも、どのようにしてこの物語ははじまったのか?”
が知りたいわけです。
というわけで、10日ほど前、物語シリーズ関連でサーチしていたら、『傷物語 涜葬版』(とくそうばん)が出ているのを発見
”2016年1月8日からの劇場版『傷物語 1 鉄血篇』公開を記念し、西尾維新の『傷物語』を豪華特装版で刊行! 三部作の長編となった映画の世界観を体現すべく、仕様は重厚な上製本500ページ。表紙には、主人公・暦と伝説の吸血鬼・キスショットとの出会いの場面を描いた美麗ビジュアルを採用し、さらにピンナップで同イラストの全体像も収録。涜葬版の名にふさわしい、ファン必携のコレクターズアイテム!”(講談社BOOK倶楽部より引用)
なんていう、ファンの心(購買欲)をくすぐる宣伝文句が謳われていました。
”欲しい… 読みたい… 買いた~い
”善は急げ”
ということで、いつも購入しているアマゾンで買おうと思ったけど、
アマゾンは中古本(品)もあって便利だけど、海外発送は特別の商品をのぞいてやってないのですよね…
しばらくは、知人も生徒も日本に行く予定はないようだし、
日本にいる親戚に頼んで送ってもらっても送料とかで迷惑かけるし…
ふと、ひらめいて「書籍の海外発送」でサーチしてみました。
すると、ブログでhonto書店というネットブック書店で購入すれば海外へも発送してくれることがわかりました。
早速、『傷物語 涜葬版』を注文。
EMS料金が本代より高くなったけど、サンパウロ市の本屋さんに注文して買うより安上がりだし、早く届きます。
注文してからわずか8日ほどで届きました
着いた日に3時間ほど読みました。
翌日に2時間ほど。
で…
…………………
…………………
…………………
…………………
読了。
ふ~む。
512ページある本なので
読書速度毎時100ページですね。
週末の授業で、そのことを生徒たちに話したら、
「先生、読むの早っ!」
とおどろいていました。
ふつうはぼちりぼちりと時間をかけて読むんですけど、
この本は、思わず引き込まれるように完読してしまいました。
キスショットの魔力かな
以下、最初に紹介した本の感想文です。
頂上至極 (村木嵐 著) 関ケ原の合戦から150年。徳川に歯向かった西軍として、いまだ敵視され続ける薩摩に非情な命が下る。天下の暴れ川・木曽三川の、絶対不可能とされる治水工事―。1000人の藩士が“薩摩の本気”を胸に秘め、一路美濃へ旅立った。これは形を変えた関ヶ原の戦い―。己の責務に命をかけた男が、艱難辛苦の末、辿りついた衝撃の結末! 感想 たいへん読み応えのある作品です。 歴史的にも有名な、宝暦年間に行われた木曽三川の治水工事を徳川幕府から命令された薩摩藩士たちの苦闘を描いた作品で、どれほど過酷で困難な工事だったかがわかると同時に、薩摩人の尋常性を超えるとしか思えない「魂」といったものを感じれると思います。ちなみに、関ヶ原の戦いの時に、わずか1500の兵で徳川軍の主力部隊を突破し、薩摩に帰り着いたことでも有名です(もっとも、故郷の土を踏めたのは島津義弘以下、わずか60名だけでしたけど)。薩摩といえば、幕末に名を馳せたあの有名な新選組の猛者たちさえビビったという示現流(肉を切らせて骨を断つといわれる剣法)もさすがに薩摩の剣法です。 なお、「宝暦治水 漫画」でサーチするとみなもと太郎氏のマンガを無料で読めるサイトを見つけることができます。小説ではちょっとわかりにくい木曽三川をビジュアル的に理解できるので、小説理解の手助けにもなります。 マルガリータ (村木嵐 著) 戦国末、ローマに派遣された天正遣欧少年使節。八年後に帰国した彼らを待っていたのは「禁教」だった。四人の内、ある者は道半ばで倒れ、国外に追放され、拷問の中で殉教する。だが、千々石ミゲルだけは信仰を捨てた。切支丹の憎悪を一身に受けながら、彼は何のために生きようとしたのか?ミゲルの苦悩の生涯を、妻「珠」の目から描く傑作。 感想 これも村木嵐の作品ですが、村木嵐という作家、Wikiで写真を見るまではてっきり「むらき あらし」という名前の男性作家だと思っていました。ただしくは「むらき らん」という女性作家でした。 ”本は知識の元”と言いますけど、この本でも知らなかったことをおぼえました。たとえば、「長崎ではキリシタンによって神社仏閣が破壊・焼き討ちさ れた」などという史実。ともすれば、日本におけるキリシタンの迫害の歴史ばかりに目が向きがちです。そもそも、キリスト教は、昔はキリスト教以外は”異端”とみなしていて、十字軍などもイスラム教を”異端”をみなしています。異端、すなわち”人間ではない“という考えに基づき、十字軍兵士はイスラム教徒の大量虐殺、強制改宗、略奪、またイスラム教女性へのレイプなども行っています。(出展Wikipedia)だから、長崎などで寺社の焼き討ち・破壊、仏教徒への迫害などが行われても不思議はないわけです。 脳科学からみた祈り (中野信子 著) 生物として生き残っていくために、戦って勝つということは大切ですが、常に戦闘状態にあるのは好ましくありません。では、勝ちたいと思うときに、どのような祈りにすれば良いのでしょうか。相手の失敗や不幸を願うのではなく、共に成長していこうという祈りが重要になります。脳内物質のオキシトシンは、別名「愛情ホルモン」とも呼ばれます。大切な誰かのことを思う時(男女の区別なく)オキシトシンが分泌されます。つまり誰かのために祈ること、自分や他人ともの幸福を祈ることが、善い祈りになるのです。 感想 ”祈り”という、内面的、精神的な行動と思える行動が、どれほど本人のためになるか、”他人のことを少しでも祈る”心がどれほど自分のためになるか、ということを脳科学の視点からわかりやすく説明しています。これは、反対に言えば、”利己主義な人間は幸せになりにくい”ということでしょう。”情けは人のためならず”ということわざも、脳科学の面からも説明つきそうです。 1%の力 (蒲田實 著) 愛する人を守り自分の大切な仕事を守るために、100%の力を注ぎながら「もう1%」が大切であることに気がつきました。 自分の心の入れ物に、熱い思いが入りきれなくなって100%を超えていこうとする。この時に新しい世界に出会えるのです。 書評 蒲田實は『がんばらない』などの著書で有名ですけど、私が彼の本を購入するのは今回がはじめて。 この本を読んで、人間・蒲田實の素晴らしさ”がわかりました。『がんばらない』と同様、この本は”決して無理はする必要がない”、と私たちに教えてくれます。そう、今やっていること、思っていることから、わずか1%だけでいいから手を伸ばす、こころを通わせる。そうすれば自分の考えは、人生は変わると教えているのです。彼が諏訪病院の院長だった時代に巡りあった人たちとの経験をもとにしたエピソードの数々には感動すると同時に、大きな励ましを受ける。 間違った日本語 「知らなかった」では恥をかく!間違いだらけの日本語。ふだん何気なく使っている「間違えやすい言葉」「勘違いしやすい言葉」を、慣用句、漢字、敬語、故事成語などのさまざまなジャンルから選び出し、問題として採録。間違えずにこたえられますか? 書評 日本語を教え、かなり日本語を知っていると思っていたLobyも、かなり間違った日本語を使ったりしていることがわかりました。教師じゃなくてもかなり面白く読めます! | |
今日もご訪問有難うございます♪
本、読まないんですよね、(-_-;)。 読むのは漫画か取扱説明書くらいです。 (-_-;)。
by himanaoyaji (2016-08-30 05:52)
私もこの歳になって本をよく読むようになりました。
電車の移動中などは本が無いと間が持たないです。
by こんちゃん (2016-08-30 09:32)
電子書籍を購入して、本棚を最小にしましたが・・・
電子書籍は今どこにあるか不明です(汗)
by ちんぐるま (2016-08-30 10:21)
昔は電車の中では本を読んでいましたが
今はタブレットに替わっていまいました。
そんなワケで、読者量もがた落ちです(^^;;
by kuwachan (2016-08-30 10:49)
「頂上至極」を読んでみたくなりました。
木曽三川の千本松原は自転車でよく通過してます。
昔は何もないところでしたが、今は公園になっていて休みにはファミリーで賑わっています。
ここには治水神社もあり、以前「鹿児島」ナンバーのバイクが停まっていて、ライダーさんが熱心に参拝しておられました。
by tsun (2016-08-30 10:56)
私も結構な本の虫です。ただ、読む速度はめちゃめちゃ遅いです。確認の為、ときどき戻ったりすることもよくあります(苦笑)。でも、本、大好きです!!
by トモミ (2016-08-30 14:27)
>himanaoyajiさん、漫画、いいじゃないですか!
取扱説明書は、カメラ関係のものでしょう?
>こんちゃんさん、先頃、日本に行った生徒が言っていましたが、
電車の中でにぎやかに話したりしているのは外国人だけだそうです。
日本人はみんな静かに本を呼んだりスマホをいじっているそうです。
>ちんぐるまさん、電子書籍は便利で収納に場所をとりませんけど、
パスワードを忘れたら読めないし、人に貸してあげることもできないんですよね…
>kuwachanさん、私は古い世代の人間だからか、
やはり紙の本がいいです。
>tsunさん、「頂上至極」はおすすめです。
千本松原の近くにお住いなんですね。
治水神社まであるほど、昔は地域の住人を大いに困らせた川なんですね。
それにしても薩摩藩ってスゴイですね。
>トモミさんも本がお好きなんですね。
やはりお仕事で多忙だから、一気読みなんて難しいのでしょうね。
私は若い頃から速読で、気に入った本はあっという間に完読してしまいます。それで、あとからゆっくり頭のなかでストリーを再構築しながら読み直します。
by Loby (2016-08-30 20:23)
インターネットが普及してからは、
本読まなくなりました。
昔は良く読んだんですけどね。
木曽三川の治水工事は、我が故郷のすぐ近くです。
子供の頃、良く聞かされました。
by なんだかなぁ〜!! 横 濱男 (2016-08-30 21:06)
>なんだかなぁ〜!! 横 濱男さんの故郷は木曽三川で治水工事が
行われた近くなのですね。
やはり今でも言い伝えられているのですね。
by Loby (2016-09-03 06:20)