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レザレクション-死者たちの復活 [TV ドラマ]

 レザレクション。

和訳では生き返ること、よみがえること、復活する、というような意味になります。

“Jesus's resurrection”(キリストの復活)というように、死者の復活という意味で使われます。

このResurrectionの意味をそのままにしたTVドラマが人気上昇中です


TVドラマ レザレクション

  ブラジルでも4月10日からスタートしたAXN系の新TVドラマをざっと紹介します。

あらすじ

ストリーは中国の農村で行われていたお祭りに、突然、金髪の少年が現れる。
アメリカ人だと判明した少年の名前はジャコブ・ラングストン(ランドン・ヒメネス)。どうやってそこにたどり着いたのかという記憶はなく、大使館に連絡して米国に送還されることとなった。
ジャコブ少年を引き取りに行く任務を任されたのが、ベラミー税関入国局捜査官(オマル・エップス)だった。少年の話にしたがって、ミズリー州の片田舎の町、アルカディアへ両親へ引き渡すために連れて行く。
しかし、ジャコブ少年の父親ヘンリー・ラングストン(カートウッド・スミス)にジャコブを連れて来たことを告げると、ヘンリーは「私の子どもは32年前に死んだ」と言う。では、この少年は誰なのか?しかし、ヘンリーを見た少年は「パパ!」とさけんでヘンリーに抱きつく。

突如、中国の水田に現れたジャコブ少年
ジャコブもどる

 


母親のルーシーは迷いなく息子ジャコブを受け入れるが...
TVドラマ レザレクション4

ただ呆然と少年を見続けるヘンリー。たしかに少年は32年前に川で溺死したときのままの姿であり、同じ服装をしている。ジェイコブは死んだ時の息子とまったく同じで、息子しか知りえない事実を知っていた。息子が蘇ったなどと信じられないヘンリーと違って、妻のルシーレ(フランシス・フィッシャー)は“わが子に間違いない”、とジャコブを受け入れる。


TVドラマ レザレクション ジャコブの両親1



しかし、アルカディアの町にもどって来たのはジャコブ少年だけではなかった。
数年前に心臓発作で急死したキャレブ・リチャーズ(サム・ヘイゼルダイン)も突如、家族の前にもどって来たのだ。
ここでも、キャレブの娘、エレイン(サミーア・アームストロング)は父親の復活を受け入れ、再会をよろこぶが、弟のレイ(トラヴィス・ヤング)は偽物の父親だと言ってキャレブを信用しない。 そして、ついに3人目の復活者が現れる。それは若いハーレ牧師((マーク・ヒルドレス)の恋人だったレイチェル・ブレードウッド(キャスリーン・マンロー)だった。彼女は12年前に自殺していたのだ。
さらに、殺人事件も発生し、アルカディアの町における死者復活の謎はますます深まっていく...



TVドラマ レザレクション キャスト

 


 と、このあらすじを読んだだけでかなり好奇心をそそるストリーとなっていますが、シーズン1の全8話が全米で放送された週には、ゴールデンアワーでトップの視聴率(1080万人!)を記録。第2週目も同じランキングを維持し、ミステリーとサスペンスをミックスしたドラマは大ヒットとなりました。


キャスト

マーチン・ベラミー捜査官(オマル・エップス)
ヘンリー・ラングストン(カートウッド・スミス)
ルシーレ・ラングストン(フランシス・フィッシャー)
フレッド・ラングストン保安官(マット・クレイヴン)
マギー・ラングストン医師(デヴィン・ケリー)
トム・ハーレ牧師(マーク・ヒルドレス)
エレイン・リチャーズ(サミーア・アームストロング)
キャレブ・リチャーズ(サム・ヘイゼルダイン)
ジャコブ・ラングストン(ランドン・ヒメネス)
レイチェル・ブレードウッド(キャスリーン・マンロー)




Resurrection Trailer



マーチンはマギーと死者復活の謎を解くために調査をはじめる...
マギー・ラングストン役のデヴィン・ケリー



ラングストン保安官とベラミー捜査官は死者復活事件に関して意見が対立する
ラングストン保安官



ハーレー牧師の恋人だったレイチェルも復活した...
レイチェル2



エレイン・リチャーズ役のサミーア・アームストロング
エレイン・リチャーズ役のサミーア・アームストロング




なくした(逝ってしまった)愛しい人にもう一度会いたい...
こういう気持ちは、近しい人をなくした人ならだれでも持つもの。
だから、昔から死者復活をテーマにした小説やドラマ&映画がつねに作られてきたのでしょう。


同じテーマで、フランスで2012年に大ヒットした『レ・ルヴナン Les Revenants』(邦題 奇跡の朝)というドラマがあり、これは2004年に公開された同名の映画のリメイク版だそうですが、こちらの方は、スイスの山間部の小さな町でストリーは展開し、学校のバスの交通事故で死んだ娘、結婚式の当日に死んだ花婿、数十年以上前に死んだ妻、殺人事件の犯人たちなどが蘇り、それぞれの家族の元に戻って来るという設定になっていて、『レザレクション』とちょっと似ている感じです。これまでにベルギー、スウェーデン、イギリスなどで放送されたほか、カナダ、オーストラリア、アメリカでの放送も決定。シーズン2の製作も決まっているとか。



レ・ルヴナン



レ・ルヴナン2



『レ・ルヴナン』(邦題 奇跡の朝)

フランスの新鋭、ロバン・カンピヨ監督が、愛する者の生と死をテーマに描いた異色ファンタジー。フランスのとある街を舞台に、突然蘇った大勢の死者と、思うように蘇生者を愛せない近親者たちの苦悩と葛藤を描く。





死者が蘇ると言えば、『黄泉がえり』(日本 2003年)があります。
これは梶尾真治の原作をもとに映画化されたもので、『レザレクション』とかなり似ています。
いや、『レザレクション』が『黄泉がえり』に似ているといった方が正解ですね。
ご覧になった方も多いと思いますが、ざっとあらすじを紹介すると...

 


あらすじ

九州の阿蘇地方で、死者が死んだ当時のままの姿で自分のことを想い続けてくれる人の前に甦る(黄泉がえる)と言う怪現象が発生。事件の調査のため、故郷でもある現地に飛んだ厚生労働省の若きエリート・川田は、そこで海で事故死した親友・俊介のフィアンセだった葵と再会する。
今も俊介のことを想い続けている葵。そんな彼女に密かな想いを寄せる川田。だが彼は知ってしまうのである、葵もまた数日前の交通事故から甦った“黄泉がえり”であったことを。


黄泉がえり


ある日、死者とその家族への面接を重ねてきた川田は、黄泉がえりの法則に気づく。それは、黄泉がえりの人たちが森の中に発見されたクレーター周辺に埋葬されていたこと、彼らがこの世に存在するタイムリミットが迫っていること。葵のため、俊介を蘇らせようと奔走する川田。しかし、葵は俊介の蘇りを望んでいなかった。
川田は、そんな葵に川田は遂に自分の気持を告白する。だが、タイムリミットを迎えた葵は、他の黄泉がえりの人々と共にあの世へ旅立ってしまうのだった。それから三ヶ月後、事件の追跡調査を終えた川田は、新しい人生に向けて一歩を踏み出そうとしていた…… (Movie Walkerより引用)。



黄泉がえり1



監督 塩田明彦
制作 犬童一心 、斉藤ひろし 、塩田明彦
音楽 千住明

キャスト
草なぎ剛(川田平太)
竹内結子(橘 葵)
石田ゆり子(玲子)
哀川翔(周平)
山本圭壱(中島英也)
伊東美咲(斎藤幸子)
忍足亜希子(斎藤園子)
東新良和(中島優一)
長澤まさみ(森下直美)
市原隼人(山田克則)
伊勢谷友介(俊介)



黄泉がえり2




黄泉がえり3









黄泉がえり4






 
 
 冒頭にあげた『レザレクション』、(Lobyの調査不足でなければ)現在のところ日本で放映する予定はないようですが、ミステリーとサスペンス性をミックスして大ヒットしたAXN系のTVドラマ『ロスト』(2004年9月から2010年5月)に似たところもあり、“二匹目のドジョウ”になる可能性大です。
 
 
大反響を読んだミステリー&アドベンチャードラマ『ロスト』
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『ロスト』 飛行機が太平洋上のある無人島に墜落した。乗客の一人である医者のジャックが意識を取り戻す。ジャックの目の前には、無残に破壊された機体と多くの遺体、そして助けを求めて泣き叫ぶ人々の姿があった。生存者はわずか48名。生存者たちは、対立しながらも生き残る為にはお互いに協力するしか道はなかった。しかし、機体の残骸から手錠や銃が発見され、生存者たちは不安に掻き立てられる。お互いに広がる疑心と不信、そして食料や水は次第に減っていく...



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今日もご訪問有難うございます♪

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変化の激しい現代社会、5年後、あなたの仕事、あなたのポジション、あなたの会社はどうなっているか。どんな状況になっても、あわてず、焦らず、前進できるようになるためには、何が必要か?

「英雄たちの決断」というと、彼らの頭のよさや、すごさばかりを見てしまいがち。しかし本当は、そうした決断に至る心理的背景に目を向けることが大切なのだ。本書では、さまざまな歴史上の英雄が遭遇した事件を取り上げて、勝負を迫られた英傑たちの行動心理を分析しながら、現代の私たちにも通じる「決断の作法」を明らかにする。

まだ科学的に存在が確認されていない未知の動物をアジアの辺境で探す。いるのかいないのか、それは現地で調べてみなければわからない。ベトナムの猿人「フイハイ」、奄美大島の妖怪「ケンモン」、アフガニスタンの凶獣「ペシャクパラング」。読みだすと止まらなくなる驚きと笑いと発見のエンタメ・ノンフィクション!

京都が日本の都となったのはなぜか。頼朝が狭く小さな鎌倉に幕府を開いたのはなぜか。関ヶ原勝利後、家康がすぐに江戸に帰ったのはなぜか。日本全国の「地形」を熟知する著者が、歴史の専門家にはない独自の視点で日本史の様々な謎を解き明かす。歴史に対する固定観念がひっくり返る知的興奮と、ミステリーの謎解きのような快感を同時に味わえる一書。




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コメント 10

Silvermac

生命の復活は世界共通の関心事ですね。
by Silvermac (2014-04-28 05:56) 

mimimomo

おはようございます^^
大きな関心ごとでしょうか? いくつかの国で同じようなストーリィと言うかテーマの映画があるのですね。
日本の「黄泉がえり」も知らなかったです。映画も見ないしテレビも見ないし・・・
by mimimomo (2014-04-28 07:00) 

ackylacky

 昨日、エジプトのミイラの本を読みましたが、キリスト教徒が復活を信じる考え方は、こちらに近いですね。東洋の輪廻転生は違う肉体に生まれ変わるのでかなり違います。
 「黄泉かえり」のストリーも幽霊に近い感じがしますが、「レザレクション」は、完全な肉体を持って生き帰るようで、宗教観の違いが出ている感じがしました。
by ackylacky (2014-04-28 09:28) 

kuwachan

おはようございます。
日本のドラマは3ヶ月程度で終わってしまうものが多いですが、海外のドラマはシーズン◯で長く続きますね。
by kuwachan (2014-04-28 09:45) 

PopLife

実は私もそうなのです。
これについてはブログ作成初期にアップしておりました。
機会があればまたそのうちにアップするでしょう。
ではまた、ありがとうございました。
by PopLife (2014-04-28 11:41) 

なんだかなぁ〜!! 横 濱男

確かに話の内容が似ていますね。
親しい人や肉親の復活は、
誰でも望みますね。
でも、人生が変わってしまうかも。。。

by なんだかなぁ〜!! 横 濱男 (2014-04-28 21:35) 

Loby

>Silvermacさん、不老長寿、永遠の生命。どちらも古来からの人間の願望ですね。

>mimimomoさん、おはようございます。
 そうですね。こういったテーマは古来から、小説や劇などでかなり取り上げられていますね。
 日本の『黄泉がえり』もたいへん優れた作品だと思います。

>ackylackyさん、そうですね。エジプトのミイラも復活を信じて行われたものですからね。
 輪廻説は、もとの記憶を保ったまま、新しく生まれ変わるという点が死者復活と違いますね。
 『黄泉がえり』は、もとの肉体で蘇るストリーで、この点は『レザレクション』と共通していると思います。

>kuwachanさん、おはようございます。
 そうですね。日本の場合は公共放送の朝ドラとか大河ドラマは長続きしますが、民放ドラマは短いのでしょうね(こちらでは見れませんので)。
 海外ドラマは、ふつう(ヒットすれば)シーズン1、2...と長いですね。

>PopLifeさん、そうですか。
 機会があればまたアップしてください。


by Loby (2014-04-28 23:22) 

ja1nuh

興味深いテーマですね。 世界共通のようですね。
by ja1nuh (2014-04-29 20:52) 

youzi

海外のドラマは色々なものがあり、アメリカに遊びに行っていた時に言葉が分からないものの、見てました。
by youzi (2014-04-30 06:17) 

Loby

>ja1nuhさん、このテーマは”永遠の生命”とも密接な関係が
 あるだけに、昔から言い伝えとか文学などでも取り上げられてきています。

>youziさん、米国はやはりエンターテイメント大国ですね。
 さまざまなジャンルの映画やTVドラマが作られ、数々のヒット作が
 生まれていますね。

by Loby (2014-04-30 11:23) 

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