「あかつき」の失敗とグリーゼ581g [宇宙のロマン]
金星探査機「あかつき」の周回軌道投入失敗という本当に残念なニュースが、こちらの新聞でも取り上げられています
さて、話し変わって、今週はNASAの発表に世界中が注目しましたが、当初、一部で予測されたような宇宙人発見の発表ではなく、世界中の関心者を少々落胆させたようですが、Lobyに言わせれば宇宙人なんてそんなに簡単に見つかるものではないと思っていました。
だって、近年、いくら宇宙観測技術が発達したかも知れないけど、今まで200年くらいにわたって観測&研究されてきていても発見できなかったのですからね。
それに宇宙人(正しくは系外高等生物?)はそれほど地球の近くに住んでいないと思うのですよね。
生命が発生し、高等生物へと進化するには、地球型惑星のような環境(重力、大気、地質等)が不可欠ですが、太陽系内にはそのような条件をもつ惑星も衛生もないようですし、系外惑星となるともっとも近いものでも20光年くらいの距離で、いくら原子力ロケットだろうが往復に数百年もかかりそうなのでちょっと無理ですね。
グリーゼ581g(Gliese 581g)は、太陽系から約20光年離れた、てんびん座の方角に位置している赤色矮星グリーゼ581の周囲を公転する太陽系外惑星。この星系の内側から数えて第4惑星にあたる(惑星数は2010年現在6個発見されている)。2010年9月29日に発見が公表され、地球とよく似た星であると推測されている。この惑星はW・M・ケック天文台において視線速度法によって得られたデータと、ラ・シヤ天文台にある3.6m望遠鏡に設置された高精度視線速度系外惑星探査装置(HARPS)のデータを組み合わせることで発見された。
この惑星は地球の3~4倍の質量を持ち、37日間で公転していると考えられている。地球における月と同じように、グリーゼ581gの自転周期は公転周期と同期しているため、恒星に対し常に同じ面を向けている。グリーゼ581gの1日の長さは1年の長さと同じになる。恒星に常に同じ面を向けているため、明るい面と暗い面の境目付近は常に地球と同じような温度であると想像される。
この質量は、グリーゼ581gはおそらくはっきりとした地表を持つ、岩でできた惑星であり、大気を持つために必要な重力を有していることを示している。惑星表面の温度は摂氏マイナス12~マイナス31℃の間ではないかと考えられている。
グリーゼ581gは恒星のハビタブルゾーンの中央付近に位置しており、液体状態の水が存在する可能性が高い。これまでに発見された、生物が存在しているかもしれないとされる太陽系外惑星の中で、最も有力な候補と言われている。
上記のWikipediaからの引用の下線部分に注目してください。
これだけの条件をもち、しかも中心星は不規則な二重恒星でも高熱で寿命が短い青色恒星でもない、比較的安定した赤色矮星であるということが生命の発生&進化に極めて重要なのです。
グリーゼ581gの共同発見者であるスティーヴン・ヴォートは、個人的な意見として「この惑星に生命が存在しうる機会はほとんど100パーセントだ」と述べているそうですが、確率の問題は今後の観測の結果を待つとしてもグリーゼ581gに生命が存在する可能性は極めて高そうです。
後記
グリーゼ581gの記事は以前にブログに投稿した記憶があったので、その記事にリンクしようとしましたけどいくらサーチしても見つかりませんでした。
あきらめて一から書き始め(途中でGoogle Chromeがクラッシュして書いた記事の90パーセントを無くすというハプニングもあり)ようわく終わりかけた頃に、別ブログ(最近ぜんぜん更新してない)に投稿したことを思い出しました。 なのでもう読まれた方もいるかも知れませんね… (関連記事「第二の地球はすぐそこに」)
でもとにかく興味深い話題です
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の発表では、6年後に再び金星に接近するときに再度軌道投入をトライする予定だそうです。
しかし、トラブルの原因であると考えられている”世界初のセラミック製のエンジンノズル”の問題の
ために再投入の失敗するのではないか、と専門家たちは見ているようですが、
失敗にめげずに宇宙への夢を育んでほしいものです(それと政府はもっと宇宙開発予算を増やしてほしい!)。
金星に接近する「あかつき」の想像図
しかし、トラブルの原因であると考えられている”世界初のセラミック製のエンジンノズル”の問題の
ために再投入の失敗するのではないか、と専門家たちは見ているようですが、
失敗にめげずに宇宙への夢を育んでほしいものです(それと政府はもっと宇宙開発予算を増やしてほしい!)。
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さて、話し変わって、今週はNASAの発表に世界中が注目しましたが、当初、一部で予測されたような宇宙人発見の発表ではなく、世界中の関心者を少々落胆させたようですが、Lobyに言わせれば宇宙人なんてそんなに簡単に見つかるものではないと思っていました。
ヒ素を用いて生命活動を維持する細菌が発見されたシエラネバタ山脈の湖
だって、近年、いくら宇宙観測技術が発達したかも知れないけど、今まで200年くらいにわたって観測&研究されてきていても発見できなかったのですからね。
それに宇宙人(正しくは系外高等生物?)はそれほど地球の近くに住んでいないと思うのですよね。
生命が発生し、高等生物へと進化するには、地球型惑星のような環境(重力、大気、地質等)が不可欠ですが、太陽系内にはそのような条件をもつ惑星も衛生もないようですし、系外惑星となるともっとも近いものでも20光年くらいの距離で、いくら原子力ロケットだろうが往復に数百年もかかりそうなのでちょっと無理ですね。
NASAが宇宙人を発見できないのなら、もしかしたら近頃話題になっている系外惑星の中に宇宙人とまでは行かないかも知れませんが、生命が確実に存在する惑星を発見できるかも知れません。
数多く発見されている系外惑星の中で最近、注目のまとになっているのがグリーゼ581gです。
数多く発見されている系外惑星の中で最近、注目のまとになっているのがグリーゼ581gです。
グリーゼ581g(Gliese 581g)は、太陽系から約20光年離れた、てんびん座の方角に位置している赤色矮星グリーゼ581の周囲を公転する太陽系外惑星。この星系の内側から数えて第4惑星にあたる(惑星数は2010年現在6個発見されている)。2010年9月29日に発見が公表され、地球とよく似た星であると推測されている。この惑星はW・M・ケック天文台において視線速度法によって得られたデータと、ラ・シヤ天文台にある3.6m望遠鏡に設置された高精度視線速度系外惑星探査装置(HARPS)のデータを組み合わせることで発見された。
グリーゼ581gの環境はこのようなもの?
それともこんなものだろうか?
この惑星は地球の3~4倍の質量を持ち、37日間で公転していると考えられている。地球における月と同じように、グリーゼ581gの自転周期は公転周期と同期しているため、恒星に対し常に同じ面を向けている。グリーゼ581gの1日の長さは1年の長さと同じになる。恒星に常に同じ面を向けているため、明るい面と暗い面の境目付近は常に地球と同じような温度であると想像される。
この質量は、グリーゼ581gはおそらくはっきりとした地表を持つ、岩でできた惑星であり、大気を持つために必要な重力を有していることを示している。惑星表面の温度は摂氏マイナス12~マイナス31℃の間ではないかと考えられている。
グリーゼ581gは恒星のハビタブルゾーンの中央付近に位置しており、液体状態の水が存在する可能性が高い。これまでに発見された、生物が存在しているかもしれないとされる太陽系外惑星の中で、最も有力な候補と言われている。
上記のWikipediaからの引用の下線部分に注目してください。
これだけの条件をもち、しかも中心星は不規則な二重恒星でも高熱で寿命が短い青色恒星でもない、比較的安定した赤色矮星であるということが生命の発生&進化に極めて重要なのです。
グリーゼ581gの共同発見者であるスティーヴン・ヴォートは、個人的な意見として「この惑星に生命が存在しうる機会はほとんど100パーセントだ」と述べているそうですが、確率の問題は今後の観測の結果を待つとしてもグリーゼ581gに生命が存在する可能性は極めて高そうです。
-∞-∞-∞-
後記
グリーゼ581gの記事は以前にブログに投稿した記憶があったので、その記事にリンクしようとしましたけどいくらサーチしても見つかりませんでした。
あきらめて一から書き始め(途中でGoogle Chromeがクラッシュして書いた記事の90パーセントを無くすというハプニングもあり)ようわく終わりかけた頃に、別ブログ(最近ぜんぜん更新してない)に投稿したことを思い出しました。 なのでもう読まれた方もいるかも知れませんね… (関連記事「第二の地球はすぐそこに」)
でもとにかく興味深い話題です
2010-12-09 22:06
あしあと(26)
コメント(9)
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「あかつき」 残念でしたよ、
日本の技術を世界にアピール出来るチャンスでしたのに (>_<)
by himanaoyaji (2010-12-10 05:26)
あかつき…どうなるのか…。と
ワクワクとニュースを見ていました。
6年後があるさ!と思いつつ。
by etu (2010-12-10 10:14)
「あかつき」の費用250億円、多いような少ないような…。
by enosan (2010-12-10 11:06)
おはようございます。
宇宙に関する研究には夢がありますよね。
私も、そんなに簡単に宇宙人が発見されるとは思わないですね。
もしいるのなら、逆にこちらが発見されているかもしれないわけ
でしょうし。。
金星探査機「あかつき」の周回軌道投入失敗はニュースでも
結構報道されていました。次は6年後、成功することを祈って
おきましょう^^/
by perseus (2010-12-10 11:46)
「あかつき」は残念でしたが、6年後に期待したいですね。年単位の時間って宇宙的なスパンでは、そんなに長くはないんでしょうね。
広い宇宙ですから、生命体はきっとどこかにはあると思っています。
by Live (2010-12-10 13:10)
あかつき、6年先まで電池がもつかどうか・・・?
節約すると言っていますけれど・・・
それに加えて”世界初のセラミック製のエンジンノズル”の問題もあり、
成功は難しいでしょうね。
by 青い鳥 (2010-12-10 18:31)
宇宙への興味はつきませんね。子どもの頃は宇宙飛行士になりたいというのが夢でした。^^長生きすると、大気圏外からの観光旅行ができるかもしれません。(お金貯めておこうっと^^)
by あんず-M (2010-12-11 12:28)
子供の頃、SFのスカイラークシリーズや、レンズマンシリーズを読んで、心踊らせました。
現代子はさしずめスターウォーズでしょうね
宇宙を自由に駆け巡る日が、いつの日か来るのでしょうね
by 駅員3 (2010-12-11 19:54)
≫himanaoyajiさん、日本の宇宙開発技術は世界トップですよ。
足りないのは政府の資金援助だけです。もっと資金投入すれば、
もっとすごい成果を挙げれると思います。
≫etuさん、6年後も成功する可能性は極めて少ない、というのが実情の
ようです。でもあと6年間夢をたもてるというメリットがありますね^^;
≫enosanさん、多いといえば多いですけど、宇宙開発技術って我々の
予想以上に金がかかるのですよね… いわば夢を金をかけて追求する
と言えるでしょうね。
≫perseusさん、宇宙人はいることはいるでしょうけど、おそらく我々が
生きているうちにコンタクトできることは無理でしょうね。
宇宙はあまりにも大きすぎますからね。
あかつきは、6年後の楽しみ、ならぬサスペンスとしておきましょう。
≫Liveさんも宇宙人(系外惑星人)存在肯定派のようですね^^b
いつの日か、我々の子孫がコンタクトすることになると思いますが、
「宇宙戦争」のような悲劇にならないことを祈っています(-_-;)
≫青い鳥さんはかなり現実派のようですね。
私も90%悲観しています。あかつきは忘れて第二あかつきを打ち上げた
方がいいと思いますが、縮小予算ではそれも難しでしょうね…
≫あんずーMさん、おお、すごく大きな夢をもっておられたのですね!
で、今度は宇宙観光!なんとも大きな心をもっておられるんですね。
羨ましい!
≫駅員3さんもSFファンだったのですね^^b
スターウォーズは今でも子供たちに人気ありますか?
最近の子どもはあまり宇宙への夢などもたなくなった、と聞きますけど…
もっと夢をもてる社会にしてほしいですね。
≫カオリンさん、ご訪問&nice!ありがとうございました。
≫cerulean_blueさん、ご訪問&nice!ありがとうございました。
≫テリーさん、ご訪問&nice!ありがとうございました。
≫JBOYさん、ご訪問&nice!ありがとうございました。
≫今造ROWINGTEAMさん、ご訪問&nice!ありがとうございました。
≫私が三人目さん、ご訪問&nice!ありがとうございました。
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≫tamagoさん、ご訪問&nice!ありがとうございました。
≫キャラハンさん、ご訪問&nice!ありがとうございました。
≫kakoさん、ご訪問&nice!ありがとうございました。
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≫Jerryさん、ご訪問&nice!ありがとうございました。
≫*ピカチュウ*さん、ご訪問&nice!ありがとうございました。
by Loby (2010-12-11 21:29)