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帰りの切符なしの火星旅行? [宇宙のロマン]

  宇宙モノの話題にかなり関心をもっているLobyが今日見た衝撃的[どんっ(衝撃)]なニュースとは…

そう、[三日月]月の次の目標とされている火星への有人飛行計画で、NASA(米国航空宇宙局)が帰還を考慮しない有人飛行を計画している、というものでした[がく~(落胆した顔)]

思わず、エッ、エッ、エ~ッ!!!

と叫んでしまいました。

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話題の発端は、ワシントン州立大学の地質学者Dirk Schulze-Makuch教授とアリゾナ州立大学の宇宙学者Paul Davies教授の二人が先週のJournal of Cosmology紙に掲載した、大胆すぎるともいえる火星有人飛行計画です。


火星へ人間を送り込む計画はかなり早くからあったのですが、実現のネックはその膨大な費用。
火星へ人間と資材(食料、燃料、探査機材)を運ぶための大型宇宙船の開発が不可欠で、その建造費用および実際の火星旅行に必要な費用は、アポロ宇宙船で6回にわたり月に人間を送りこんだアポロ計画など比較にならないほど膨大[グッド(上向き矢印)]なものだそうです。そのため、ブッシュ前大統領は月に中継基地を作り、そこから火星行きの宇宙船を発進させることを考えていたとか。

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二人の科学者が提案している火星有人飛行では片道分の燃料しか積んでない宇宙船で人間を送り込むというもので、この計画では成人男女を二組(合計4人)、二機の宇宙船で送り込みます。

あらかじめ食料(2年分!)や原子炉発電機などを積載した無人宇宙船(2隻~5隻が予定)を送り込んでおく。

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欧州宇宙機関(ESA)では、すでに近い将来の火星旅行(こちらは往復)を想定して520日間の長期閉鎖実験を行っている。
NASAの片道火星旅行は倫理的に(当然)問題があると批判もでているが…

ESAの長期閉鎖カプセル内のクルーたち
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火星における人間の寿命は10年と考えられており、選ばれた者たちは人類の宇宙開拓史に火星パイオニアとして名前を残すことになるわけですが、

” じゃあ、2年分の食料が底をついたらどうするの?”

と心配する人もいるようですが、人類最初の火星パイオニアたちは基本的な農業用機器を使って自分たちの生存に必要な食料を確保(酸素テント内で栽培)し、自給自足の生活をするのだそうです。

周知のように、現在まで火星探査機による調査では、火星の地表下には純度99パーセントの水が存在することが判明しており、これは極冠地域だけでなく火星の赤道あたりにもあることが分かっていますので、生命維持に酸素の次に重要な水確保の心配はないわけです。

  火星地表下には水が存在することが分かっている
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なお、最初に送り込まれる二組の男女はすでに子供がいる者が選ばれる予定で、その理由は火星への旅行中に乗員がさらされる激しい宇宙線によって不妊になるからだそうです…[たらーっ(汗)]

この大胆すぎる(無茶すぎる?)とも思える火星片道旅行のメリットは、第一に往復旅行に比べて宇宙船建造および燃料などの経費が80パーセントも安くなるという大きな経費削減と、やはり人間ならではの緻密で正確な火星の調査ができるという大きな科学的メリットだそうです。 火星探査機などは今までに数台送り込まれていますが、やはりコンピューターの判断・管理による調査には限度があり、直接、人間が調査・研究を行った方が比較にならないほどマシなのは分かりきったことです。

火星パイオニアたちは火星の古火山の溶岩の洞窟に住み、火星の大気や(存在すると予想されている)微生物を利用して廃棄物の処理を行ったりして自分たちに合ったバイオスファイアを作ります。

最初の火星パイオニアたちが火星での生活、いや生存に成功すると、あとは計画的に二次、三次と次々に後続の火星パイオニアたちが送り込まれ、バイオスファイアも次第に増加していき、こうして火星植民地計画が進展していくのです。
火星植民地の拡大にしたがって、火星人口も次第に増加していくことになります。
もし、将来、地球が巨大隕石に衝突されたり、パンデミア(世界的疫病)や核戦争などで人類が滅亡するようになっても(お~、こわ)火星ではちゃんと火星人(火星生まれの人間)が生き残っているというわけですね。


       火星にコロニアが建設されはじめるのはいつ?
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ちなみに、このような片道切符の火星旅行計画というものはNASAが「Hundred Year Starship initiative」(百年宇宙船計画)というタイトルですでに計画していたものだそうです。そしてSchulze-Makuch教授とDavies教授の二人はNASAに関係のある科学者だとか。。。

が... 

問題は、誰がこの帰り切符のない火星旅行に行きたがるか、ですね。

ところがところが…

同計画についてがSchulze-Makuch教授とDavies教授の二人が講演会を行ったところ、最初の火星パイオニアになることを希望する科学者たちがたくさん出たとのこと。

う~む。。。
科学者というものは、自分の命に代えてでも、寿命が10年しかないと分かっていても、後世に名前を残したがる人種なのでしょうねぇ…


さて、あなたならどうします?
もし、人類初の火星パイオニアに選ばれるチャンスがあるとしたら、迷わずに名を残す道を選びますか?


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あしあと 16

コメント 11

enosan

最初はロボットが乗り込むと言うような記事が先日の新聞に出ていたと思う。でも希望する科学者がいるんだね。
by enosan (2010-11-04 05:41) 

y-tanaka

いろいろと送り込むようですが、帰りの燃料も送り込めばいいのに?
この考え無理?
by y-tanaka (2010-11-04 06:41) 

akahara

火星というとシュワちゃんの映画 ”トータルリコール” を連想します。
あれを見ると火星に行くのはちょっと。。。
私なら 「急に腹痛が・・・」 と言って断ります(笑)
by akahara (2010-11-04 07:27) 

Live

片道切符ですかぁ。ある意味三途の川を渡りに行くようなものですね。
科学者の考え方が判らないではないですが、そこまでして後世に名を
残しても自分で見られないのが、残念なように思います。
by Live (2010-11-04 13:08) 

北海道大好き人間

適性その他はこの際無視したとして、「人類初の~」という肩書きほしさに火星へ行きたがる人はいるかと思います。
by 北海道大好き人間 (2010-11-04 21:11) 

Loby

≫enosanさん、功名のため、あるいは真面目な研究調査のために火星に骨を埋める覚悟をもつ科学者がたくさんいるということですね。

≫y-tanakaさん、最大のネックはコストのようですので、コスト削減のために片道分の燃料&食料しか積んでいかないようです。

≫akaharaさん、私は映画「マース・ミッション」を思い出しました。
あの作品では最初に送り込まれた火星調査員がおきざりにされます。
私も火星なんかには行きたくないです(汗)


≫Liveさん、こういう科学者の頭脳って普通の人間の思考とはぜんぜん別のもののようです。なによりも新発見や新しい研究調査を最優先するようですね。

≫北海道大好き人間さん、います、います、たくさんいますよね、そういう人間って。でも視点を変えれば、今までにそういう人間たちによって成し遂げられたことも多いのでは?


by Loby (2010-11-04 22:19) 

あんず-M

え~!(((@.@;))
信じられませ~ん!レイ・ブラッドベリの「火星年代記」を思い出しちゃった。。。ワタシは行きたくないですが、選ばれる心配もないので。。。^^)v
でも行かれる方々は大丈夫なのでしょうか。心配ですよね。
by あんず-M (2010-11-04 22:47) 

perseus

こんばんは。
何とも、ある意味無茶苦茶なプロジェクトがあったのですね!?
色んな探査機が行ったとは言っても、まだまだ未知なる惑星へ
の片道切符は怖すぎますね。
と言っている段階で一般庶民なのでしょうね。向上心ある科学者
はやはり率先して行くものとは・・・尊敬します。。。
by perseus (2010-11-05 01:22) 

Loby

≫あんずーMさん、まったく開いた口が塞がらないという表現がふさわしい無茶苦茶プロジェクトですね。人間を送り込むならいっしょにペットも送り込んだら… と思います。動物とならへんな軋轢もないし。

≫perseusさん、まったく経済至上主義のたまもののようなプロジェクトですね。おそらく実現はしないと思いますが、万が一、実施された場合は(いくら科学者が率先候補したとしても)世界中から非難されそうですね。

≫ぺこぎんさん、ご訪問&nice!ありがとうございます。

≫me-coさん、ご訪問&nice!ありがとうございます。

≫青い鳥さん、ご訪問&nice!ありがとうございます。

by Loby (2010-11-05 20:59) 

駅員3

火星までの片道切符というのは、話題性を狙っただけではないでしょうか?
数隻の宇宙船で行くのであれば、帰りも問題ないはず[ひらめき]
それにしても、イスカンダルより遠いとは[冷や汗][あせあせ(飛び散る汗)]
by 駅員3 (2010-11-05 21:56) 

Loby

≫駅員3さん、火星有人飛行実現の最大のネックはコストだそうです。
片道だと往復にかかるコストの20パーセントくらいでできるそうですので、二隻同時に送りこんだとしても普通の往復の場合の40パーセントしかかからない計算になります。これにあと数隻の無人資材・食料運搬ロケットを入れてもかなり格安になるようです。

≫cerulean_blueさん、ご訪問&nice!ありがとうございます。


by Loby (2010-11-06 04:25) 

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