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今年は例年以上に暑い年となる... [環境問題]

 公害問題、環境問題がマスコミやさまざまな調査機関や環境NGOなどで取り上げられ、その対策、被害・影響の減少について議論が重ねられるようになって何十年経ったでしょうか?

公害対策はかなり結果を出すところまで行っているようですが、こと環境問題に関しては実態は驚くほど進展してないというのが真実ではないでしょうか。
たしかに先進国の中には、徹底して対策を立て、実施しているところもあるかも知れません。 しかし、悲しいかな世界の大勢(米国を筆頭とする経済大国たちと読む)は環境への悪影響を無視し、自国の経済発展のみを追及するエゴイストな政治家たちによってますます取り返しのつかない方向へまっしぐらに突き進んでいるとしか考えられないようです。

これらの現実の前では、人間一人の力なんて超微々たるもので、「私に何が出来るというの?」と言いたくなるのも当然ですが、Lobyもその超微々たる力しかもってない一市民ですが、大した力はないけど、自分で出来うる限り環境を守るためのことをしたい、あらゆる機会にその重要さを訴えて行きたいと常日頃考えており、実行すべく努力して来たつもりです。 その延長でこのブログにも『環境問題』というテーマを追加することにしました。

環境問題については、ブログでも折々に日記などの形で問題を取り上げてきましたが、これからは、もう少し腰を入れて取り上げて行きたいと思っています。
Lobyのブログを訪問してくださる方々は、Lobyの書くことに共感されればコメントを書いてくだされば嬉しいですし、また書かなくとも、「そうか、そんなにひどくなっているのか」と感じていただけるだけでも結構です(゜ー゜)(。_。)ウンウン
環境問題を真剣に考える人たちが増えれば、それはきっと一国の環境政治にも反映され、結果的には世界の経済大国たちをも環境問題解決に取り組ませることになると信じています。

                    ∞∞∞∞∞∞∞∞

 さて、今日の環境テーマは、昨日の新聞(ブラジルのFollha de Sao Paulo紙)に出た記事です。

          

英国のEast Anglia大学の気象調査室のPhil Jones室長(英国でもっとも権威ある気象学者の一人)の発表によれば、2007年は地球温暖化対策ならび温暖化が人類に及ぼす影響にとって決定的な年になると警告を発しています。
2007年が上に上げた問題対策のために重要な年であるとの警告は、他にも3つ出されているそうです(どこの調査機関が出したのかは記載無し)。

Jones教授は、地球温暖化の長期化はすでにアフリカの角(アフリカ大陸東端のこと。ソマリア全域とエチオピアの一部などを占める半島)の旱魃、南極、北極および世界の山岳地帯のの氷の溶解などで確認されており、この長期温暖化はエルニーニョ(太平洋の海面温度異常上昇現象)との相乗効果でさらに大きな気候変化を世界中にもたらすと予測しています。

1998年度は1850年に世界で気温記録が始まって以来の高温の年であったが、2007年はその1998年を上回る気温になるそうです。
同様な警告は、昨年、同じ英国のトニー・ブレア首相の科学担当顧問であるデヴィッド・キング氏が「地球温暖化に関する議論は終わった。地球温暖化は実際に起こっている」と発言しており、キング氏は今年1月1日付のインデペンデント紙の社説でも“各国政府は至急地球温暖化問題の対策を実行すべきだ”と警告しており、さらに“実行のための経費は賄えるが、実行しなかった場合の損失は計算もできない”と付け加えています。

一方、世界気象機関(WMO=World Meteorological Organization。国際連合の専門機関の一つで、気象観測業務の国際的な標準化と調整を主な業務とする)は、太平洋のエル・ニーニョ現象はすでに恒常化しており、2007年の最初の4ヶ月間は異常な気候変化をもたらすであろう、と警告を発しています。
このエル・ニーニョ現象がもらす異常気候とは、同現象によって太平洋上を吹く気流の方向が逆になるため、ペルー沿岸および米国西海岸地域は大雨に見舞われ、ブラジルの北東部、オーストラリア、それにインドネシアは旱魃になるというものです。

最近でもっともエル・ニーニョ現象の被害が大きかった年は1987年~1988年で、この時は異常現象で2000名が死亡、損害額は世界中で800億ドルを超えたそうです。

世界気象機関の予測では、今年のエル・ニーニョ現象のもっとも“穏やかなケース”としては太平洋の海面温度が毎年平均を1.5度上回ることを予測していますが、“最悪ケース”としては異常気候は18ヶ月間続くと背の寒くなるような予測をしています...


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yoocomint

Lodysん今年もよろしくお願いします!!
環境問題というと、日本は相当適当のような気がします(ドイツなんかに比べると)
去年の夏休み娘が宿題で環境問題課題にし発表していました
私も、環境問題について考えてみました、日本はもっともっと率先して考えていかなければならない国なのではないだろうか!?と思います
出来る事からと思いゴミの区分やリサイクルできるものなどは、リサイクルに回しますが、こんな事だけで果たして環境は良くなるのだろうか?
日本の企業側でもっとゴミは減らせるし、汚染を防ぐ事ってあるはずだと思うんです
スーパーなんかは、ヒドイ例ですよね~
白いトレーなんかいらないですし、とにかく企業側がゴミが減らせるはずです
ゴミの区分を守らない大人がたくさんいる中、子供たちは将来自分たちの住む地球のことを真剣に考えていました
勉強させられました

ブラジルはキレイなところですね~イカロスというところで写真拝見しました
by yoocomint (2007-01-04 00:59) 

Loby

こちらこそヨロシクお願いします<(_ _)>
う~ん...
日本は環境対策が進んでいる国というイメージがあるのですが、
実態はそれほどでもないということですか?

やはり市民が連帯を作って行動、つまり議員や政治家などに環境政策の見直しや監視制度設置とか監視体制の改善などの要求をしたり、署名してマスコミや政府機関に送付などをする必要があるのでしょうね。

子供は純粋ですし、大人のような利害のフィルターをかけないで物事を見るので私たちがはっとするような事を言ったり、指摘したりしますよね(゜ー゜)(。_。)ウンウン

あ、イカロス訪問ありがとうございました。
最近は放置したままです...σ(^_^;)アセアセ...
by Loby (2007-01-08 03:56) 

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